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プロフィール

響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
【18禁表現を含みます】


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<早朝・隆哉宅前>
いよいよというか、とうとうというか旅行の日がやってきた。
あの日、涼が部屋を出た後俺は眠ってしまったらしく、
目が覚めるとすでに涼はいなかった。
夢だったのかと思うほど、ありえない出来事で俺は混乱していた。
だけど、あいつが俺の太ももの内側に付けたキスマークはいつまでもとれなくて
身体に触れた涼の指先の感覚や唇の感覚を身体はしっかり覚えていた。
そして、それを思い出すたび身体が疼いて仕方なかった。

なんとなくあれ以来、涼とは会っていなかった。
駅前でバイトをいているのは知っていたが、どんな顔をして会えばいいのかわからず
店内を見ないように足早に歩いて通り過ぎていた。
旅行の計画は、涼と美和子でほとんど決めてくれていたし、
俺のところには美和子から連絡がきていた。
たぶん、涼も俺を避けていたと思う。

そろそろ時間だ。そわそわし始めたころ、大通りから四駆自動車が曲がってきた。
運転しているのは、涼。その後ろに佳苗と美和子。
っていうか、外車かよ!でけぇ!



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部屋を出ると慌てて手に持っていたタオルを咥え、ジーンズのボタンを外し
ジッパーを下ろしながらトイレに飛び込んだ。
ビンビンに勃起しているペニスを取り出し、便器に向けると同時に勢いよく射精した。

涼「んんっ」

ビクンビクンと身体が痙攣した。
さっきまで隆哉の快感ボタンを刺激していた指でペニスの先をなぞり、
更にしごきながら精液をすべて出し切った。

タオルを口からはずし、水を流す。
タオルを咥えてなかったら、隆哉の部屋まで響くほど快感の声をあげていたに違いない。

涼「はぁ。はぁ・・・・隆哉、好きだよ・・・」

閉じた目からは涙がこぼれ落ちた。



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もう、ほとんど無意識と勢いで隆哉に覆いかぶさり手首をつかんでベッドに押し付けた。
隆哉「えっ!?」
涼「試してみる?」
俺は隆哉の耳元で低く囁きながら、耳たぶを甘噛みし、膝で股間を少し強めに押し上げた。
隆哉「あはっ。」
涼「いい反応だね。さっきベッドに倒れた時、ちょっと勃ってたよね?
留美ちゃんとできなかったから欲求不満?」
隆哉「いや、そんなこと・・・っていうか、・・・なんだか涼、キャラ違う・・・?」
涼「そう?・・・男にされて気持ちいいかどうか、試してみようよ?」

股間に手をやると、すでに半勃ちだった。乳首も勃って・・・る?
シャツの上から乳首を舐めると隆哉の吐息が漏れた。
噛んで舐め噛んで舐めしながら、シャツのボタンをはずしていく。
隆哉は身体をビクビクと反応させながら声を我慢しているようだ。
あらわになった身体はほどよい筋肉がついていて、綺麗だ。
そして、吸いつくような肌のなめらかさ。
俺は大好きな隆哉の身体に触れていることで興奮していた。
片手でベルトを外しズボンを脱がせると、
硬くなったペニスがブリーフからはみ出している。
思わずはみ出した亀頭を、ペロリと舐めた。

隆哉「あっ。」
隆哉は、ビクンと腰を浮かせた。

俺は下に降りて、ブリーフを脱がし、ベッドのふちまで隆哉の腰を持ってくると
両膝を思い切り広げてその真中に座った。
隆哉は激しい抵抗をしない。
好奇心・・・かな?
睾丸を舐め上げ、ペニスの付け根から先端に向けて舌先をゆっくり進める。
先端の割れ目からは、すでに透明の液体が出ていた。
隆哉の呼吸が荒くなってきた。
恥ずかしいのか、自分の腕を目の上に置いている。

涼「隆哉・・・かわいい」
隆哉「ばっ、そんなこと・・・はぁっ!んんん・・・」
俺は隆哉のペニスを口に含み、舌で亀頭を舐めながら片手で少し力を入れてしごいた。
ぴちゃ。くちゅくちゅ・・・。舌を使いわざと音をたてる。
隆哉の息遣いがどんどん荒くなっていく。
両手の指先でお尻を左右に開き、小さなつぼみに口づけた。

隆哉「はぁっ。」

俺はつぼみの真中にある小さな穴に舌先を差し込んでいく。
硬い。
誰にも荒らされていない神聖な証拠だ。
舌の表面でほぐすようにつぼみを舐める。
隆哉の右足に残っていたズボンを脱がせて床に投げると、
ポケットから、ごろりと小さなボトルのようなものが転がり出た。
手に取ってみると、サンプル用のローションだ。

涼「隆哉、こんなの使ってるの?いやらしいね」
隆哉「えっ?・・・あっ、それはラブホのサービスで・・・」
涼「ふぅ~ん、じゃぁ、使ってみようか?」

俺は隆哉の返事を待たずにボトルのふたを開けると、
ペニスの先端にローションを垂らした。

隆哉「んんっ、はぁ。」
ローションで滑りが良くなった手でペニスを思い切りしごく。
ぐちゅっ。ぐちゅっ・・・
いやらしい音が響く。
更にたっぷりのローションを垂らすと、その濃度のある透明な液体がお尻の方まで垂れていく。

涼「隆哉、右膝ベッドの上で立てて」
ベッドのふちから床に下げていた右膝おりあげ、両手でお尻を広げる。
隆哉「あっ。な・なに・・・?」
涼「大丈夫。留美ちゃんとかに、前立腺マッサージとかしてもらったことない?」
隆哉「な・ないよ。そんなテク持ってる女いなかった」
涼「そう?じゃぁ俺がしてあげるから、ちょっと力抜いてて」
隆哉「・・・」

人差し指を第一関節まで差し込んでみる。
つぷん。

隆哉「あっ」
涼「どう?痛い?」
隆哉「痛く・・・ない」
涼「じゃぁ、もう少し入れてみるよ」

指を出し入れしながら少しづつ奥へ押し入れていく。
もちろん、ペニスをしごきながら。

隆哉「んっ、んんっ。・・・はぁ。」
涼「指、奥まで入ったよ。わかる?」
隆哉「ああ・・・。」
涼「隆哉の中、あったかい」
隆哉「ばか。」
涼「前立腺って、この辺にあるんだ・・・」
俺は、指をぐりぐりとまわしながら隆哉の快感ボタンを探る。

隆哉「ひぁっ!はぁぁぁぁっ」

隆哉はシーツを強く掴み、身体は跳ね上がった。
ビンゴ!
隆哉の、快感にゆがむ表情を見て俺はぞくっと震えた。
ヤバイ。こっちがイっちゃいそうだよ。

俺は隆哉のペニスを口に含み上下させ、快感ボタンを押し続ける。
隆哉は喘ぎ声を洩らしながら、俺の髪にやさしく触れた。
だから、ヤバイってそういうの。俺がイっちゃうから・・・。
ジーンズの中の俺の息子くんは今にもはじけそうに膨らんでいた。

俺の髪に触れる隆哉の手に力が入り、腰を上下させ始めた。
隆哉、イきそうなのかな。
俺は、隆哉がもっと気持ちよくなれるように、舌と唇と指と全身で愛情を注ぎこんだ。

隆哉「ヤバイ。出る。離れて」

そんなもったいないことするかよ。
上目づかいに隆哉の表情をみる。

隆哉「あっ。イク・・・涼!・・・ふっんんっ」

喉の奥で、熱い液体を受け止める。
残りもすべて吸いこんで口に含み、隆哉の顔を見ながら飲み込んだ。
コクン。

隆哉「あっ」

隆哉のだ・・・
俺は嬉しくて体中に快感の電気が走りぬけた。

涼「タオル・・・ぬらしてくるね」

隆哉に微笑みかけ、ちかくにあったタオルを持って部屋を出た。



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隆哉「俺さ、セックスなんて気持ちよければいいって思ってた。
自分でやるのもだるいし、俺とそういうことしたいって女がいるなら、
してもらった方が楽だしとか・・・」
涼「・・・」
隆哉「今日は、なんでだかいまいち気分が乗らなくてさ。とは言ってもいつもなら、
おっぱい揉んで、チンコなめてもらえば、すぐに腰振って気持ちよくなれたんだけどなぁ」
涼「・・・」

うわぁ。隆哉の口からそんなリアルな言葉聞いてたら、勃ってきた。やばいって。

隆哉「涼はさぁ。どう思う?」
涼「えぇ!?どうって・・・?」
隆哉「ん・・・。留美に「隆哉は人を本気で好きになったことがないんだ」って言われた」
涼「・・・そっか。俺もちゃんと好きな人とするのが一番気持ちいいと思う。
でも男だからさ、ちょっとタイプだったりして物理的にそうされれば出来ちゃうっていうのもわかる。
ただ、それって結局、後で空しいだけなんだよね。」
隆哉「そうなんだよな・・・。涼もそういう経験あるんだ?」
涼「ん・・・。大失恋してちょっとやけになってた時もある。」
隆哉「意外だな。」

ヤバイ。何言ってるんだ俺。
だから、俺の好きな人は今、目の前にいるんだってば。
俺はもう、絶対好きな人としかしないって決めてるんだ。
あんなの空しいだけのセックスなんてもうしない。

隆哉「なぁ、涼。まさかAVとか出たことないよな?」
涼「はぁ?お前何言ってるんだよ。荒れてたって言ったってそこまでするか!」
隆哉「だよな。ホテルでみたゲイAVに、ちょっと涼に似た男の子が出てたから。」
涼「・・・。お前なぁ。」
隆哉「わかってる。よく見たらちっとも似てなかったし。あははははっ?
あっ。よく見たとかってそういうことじゃなくて、その・・・」

なんで、隆哉、ゲイAVとか観てるんだよ・・・
俺の理性くんは、そろそろ限界を迎えていた。

隆哉「男にされても気持ち良くなれるのかなぁとか、思ったり・・・ははっ」

ああっ。俺の欲望くんが理性くんを殴り倒した!



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<夕方・隆哉の部屋>
途中、コンビニで夕飯や飲み物を調達して隆哉の部屋に落ち着いた。
だけど、今日の隆哉はなんだか様子が変だ。口数少ないし上の空って感じ・・・。

隆哉「まぁ、適当にゆっくりしてよ」
涼「ありがとう。そうだ!映画<00Xのカジノ●ワイヤル>が借りられたんだ。
新作なのに割引で1週間!バイトの特権だね~」
隆哉「おおっ!あのXガールめちゃめちゃかわいいよな」
涼「そ・そうだね」
やっぱり隆哉はロリ顔で胸大きい女が好きなんだなぁ。
それに、俺はXガールより、Mr.Xがすきなんだよ。
むきむきの筋肉ときゅっと締まったお尻が・・・なんて言えるはずもなく・・・はぁ。

ベッドを背もたれにして、二人並んで映画鑑賞。
俺は、それだけでドキドキして、映画の内容がいまいち頭に入ってこない。
ふと、隆哉を見ると、やっぱりどこか上の空だ。どうしたんだろう。
あっ、そうか、今日親がいないってことは・・・
涼「隆哉、もしかしてこれから、留美ちゃん来るの?」
隆哉「えっ?なんで?」
涼「一緒に帰った割に、帰ってくるの早かったから・・・」
隆哉「あぁ・・・。」
やばい。俺、隆哉に会えた嬉しさで、全然空気読めない奴になってた。
涼「ごめん。俺、気がきかなくて、帰るね」
俺はあわてて立ち上がり、帰ろうと足を踏み出した。
隆哉「違うんだ!」
やっぱりあわてて立ち上がった隆哉に右手を思い切り引っ張られた。
歩きだそうとしていた俺はバランスを崩して隆哉をベッドに押し倒してしまった。
思い切りふとんに顔を打ち付けた俺は、そんな状況なのに、
あぁ、隆哉の匂い・・・。あれ?俺の膝に当たっているのは・・・とか思っている。
俺の胸に顔を埋めたまま隆哉がもう一度言った。
隆哉「違うんだ。留美とは別れた」
涼「えぇ?どういうこと?」
俺は隆哉から身体を離すと、隣にごろんと仰向けに横たわり、
二人で天井を見つめた。



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<夕方・駅前通り>
俺は夏休み中、隆哉の家の最寄り駅近くにあるレンタルビデオ屋でアルバイトをすることしにした。
偶然にでも隆哉と会えたらなって、そんな不純な動機だけど。
終業式の今日は、初日だったが、研修だったので早めに終わってしまった。
涼「今頃、隆哉は留美ちゃんと思いっきりエッチしてるんだろうな~」

とぼとぼと駅に向かって歩いていると、駅の階段から隆哉が降りてきた。
隆哉「あ・あれ?涼?」
涼「あ・あぁ。」
びっくりした。初日にいきなり期待していた偶然があるなんて。
隆哉「な・何してるの?こんなところで。まさか俺のこと待ち伏せしてた?はははっ」
涼「んなわけないだろ。バイト。そこのビデオ屋で夏休み中バイトするんだ。
今日は研修だったから今終わったところ。」
隆哉「そっかぁ。」
涼「あっ、映画とか色々借りてきたけど、何か見る?」
隆哉「そうだな。今日、うち親いないんだった。退屈だし今から来る?」
涼「うん」
隆哉「どうせなら一緒に観ようぜ」
隆哉の家には何度も行ったことあるけど、
「今日、うち親いないんだった」という隆哉の言葉が頭の中をリフレインして、
ドキドキする。

彼氏の家に初めて招かれた女の子みたいに。



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<教室・昼>
夏休み前日の教室、終業式後いつものメンバーで夏休みの旅行の計画を立てていた。
なぜだかいきなり美和ちゃんに「彼女いたでしょ」と言われてかなり焦った。
佳苗ちゃんのいとこが麻子と友達だと。
麻子のやつ、なんで今頃そんなことばらしてるんだよ。
隆哉に知られたくなくて終わりにしたのに。
しかも、その隆哉には「涼って童貞だと思ってた」とか言われるし。
まぁ、女との経験はないから、童貞と言えば童貞というのかもしれないけど・・・
とりあえず、話を旅行に戻し、宿泊先はうちの別荘に決めた。
旅館やホテルにして、男同士女同士で寝るとか部屋分けするとか、温泉で大風呂とか、
そんなこと言われたら俺、絶対無理だから・・・。
間違いなく襲いそうだ。もちろん、隆哉を。
あそこならみんなで雑魚寝してもいいし、俺だけ自分の部屋で寝てもいいしな。

ひとしきり盛り上がっていると、隆哉のセフレ、留美ちゃんが迎えにきた。
そっか、明日から休みだし、今日は思いっきりエッチするんだろうな・・・。

美和子「ホント、隆哉ってロリコンのおっぱい星人だよね~」
佳苗「うん。可愛らしくておっぱい大きい子すきだよね」
美和子「あのおっきなおっぱいに顔埋めて赤ちゃんプレーとかしてたらどうする?」
佳苗「きゃぁ~!やだぁ~まさかぁ」
美和子「相当、キモイよね?ぶはっ」
美和子・佳苗「ぎゃはははははっ!」
涼「・・・。えぇ~と。ガールズトーク盛り上がってますが、一応俺もいるんですけど?」
美和子「あらん、失礼。涼君もおっぱい大きい女の子が好き?」
涼「えぇ?俺は・・・胸はあんまりこだわらないかなぁ。。。」
佳苗「どこにこだわるの?」
涼「どこって・・・別に好きになった人なら、特には・・・」
美和子「そんな、かっこつけちゃってぇ~。気になる身体のパーツとかないの?」
涼「う~ん。・・・しいて言えば、お尻かなぁ。きゅってしまったお尻が・・・
あつ!俺、何言ってるんだ!?」
美和子「ふふふっ。涼君もやっぱり男だわね~。
胸はこだわらないけどお尻ですって奥さん」
佳苗「まぁ、きゅってしまったお尻が好きだなんて、まったく男ってね~奥さん」
涼「うわぁ~。もう、今のなし!聞かなかったことにして!」
美和子・佳苗「きゃははははっ」
ついつい、ガールズトークに巻き込まれて、いらぬことを言ってしまった。
だって俺、きゅっとしまった隆哉のお尻、すっごく好きなんだ。



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<公園・夕方>
涼「好きな人が・・・できたんだ」
麻子「えっ!?」
涼「だから、もう彼氏のふりは、終わりにしたい」
麻子「・・・」
涼「本当は、もっと早くお前の方から「好きな人出来たから、もういいよ」って言われるかと思ってたのにな。」
麻子「・・・そうだね。でも、涼といると楽だから。なんだかこのままいつまでも続いていくような気がしてた」
涼「ふっ。そうは言っても俺、ゲイだし、お前とどうこうなろうって思ってないし」
麻子「まぁ、男にトラウマある私としては、そういうところが安心できたんだけどね」
涼「まったく、1年半前、ちょうどここだったよな。
いきなり抱きついてきて「すみません、彼氏のふりしてください!」ってさぁ。」
麻子「だって、ストーカーされててどうにもならないところに、イケ面涼君が登場!
だったからさぁ」
涼「それはそれは、ありがとうございます。あははっ」
麻子「子供の頃、いたずらされて男恐怖症になって。だから、お嬢様女子高に入ったのに、
結局ストーカー男に追いかけられてばっかりで疲れてたのよ。」
涼「俺も一応男ですけど?」
麻子「感が働いたのかしらね?ふふっ。女に害がないってどこかでキャッチしたのよ私」
涼「すげぇレーダーだな」
麻子「まぁ、あのときはこんなに長く彼氏やってもらえるとは思ってなかったんだけどね」
涼「まぁ、俺のほうもゲイってこと隠さなきゃいけなかったし、親に安心してもらえて好都合だったから・・・
どちらかに好きな人ができるまでって約束だったし」
麻子「そうだね・・・先こされちゃったな。好きな人ってどんな人?」
涼「それは、内緒」
麻子「えぇ~いいじゃん、教えてよ。スポーツマンで筋肉むきむき?」
涼「筋肉むきむきってほどじゃないけど、スポーツマン」
麻子「やっぱりな~悔しい。・・・先生、忘れられそうなの?」
涼「・・・うん。先生からは卒業。どこにいるかもわからないしね」
麻子「そうか。それにしても潔いというか、やさしいというか、すごい先生だね」
涼「そうだね。でも俺は悔しかった。全部先生のせいにして自分だけ被害者面して生きてくなんて・・・」
俺はあの頃のことを思い出して少し胸が苦しくなった。
高校に入学して恋をしたのが物理の先生だった。もちろん男だ。両想いだった。
そして、初体験をした。俺は夢中になった。先生をどんどん好きになった。
しかし、半年もしないうちに学校にバレた。
先生は、俺を無理やり襲ったと、すべての罪を被って俺の前から姿を消した・・・。
俺は、退学して引きこもり、両親は離婚をした。
麻子「ごめん、思い出しちゃった?」
涼「ん!?うん。大丈夫。先生を好きだった気持ちは後悔していないし、少しずつ・・・思い出になってる。」
麻子「そっか。よかった。・・・で、好きない人には告白するのぉ?」
にやりと俺の顔を覗き込む麻子の顔は綺麗に整っていて人形のようだ。
涼「しないよ。友達だからね」
麻子「恋人に昇格できないの」
涼「そいつ、ノーマルだし、女にもてるんだ。かっこいいから」
麻子「ふぅん。片思いでいいの?」
涼「仕方ないさ。友達として近くにいられるだけで・・・」
麻子「・・・了解!私も、いい人見つけなきゃね~」
涼「お前なら、絶対いいやつ見つかるよ」
麻子「あたりまえじゃない!こんなに美人で頭いいんだからさ」
涼「ぷっ!自分で言ってるし。相変わらずだな~」

1年半続けていた、麻子との恋人ごっこを終わりにした。
両親が離婚して母方の祖母の家に引き取られた。
近くの付属高校に再入学し、自分がゲイであることをひたすら隠し、
先生のことを忘れるように必死に普通の男子高校生を演じていた。
この学校にも馴染み、普通を装うことにも慣れてきた、
ちょうどそのころ出逢った麻子とは利害関係が一致したことと、
男嫌いのせいか一緒にいても気が楽だったことで、いままで続いてた。
誰にも話せなかったことをお互い話すことができた唯一の戦友みたいな感じだろうか。

でも、隆哉を好きな自分に気づいてしまった。
もう、これ以上は・・・続けられない。



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俺はゲイだ。
いつからか、なぜなのか、そんなことはわからない。
物心ついたときから男が好きだった。
初恋は幼稚園で、スポーツマン系の保父さん。
いつも肩車をしてもらってうれしかった。
思春期になると、おかずはもっぱらプロレス雑誌だった。
そのころには、
公に好きな人の話をしてはいけないことを学んでいたから、
そんな話題の時は適当にアイドルを好きなふりをしていた。



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学校の理科室だろうか?
眼鏡をかけ白衣を着たちょっと目つきのきつい男がどうやら先生のようだ。
学生服を着ている生徒は、少し抵抗しながらも息が荒くなっている。
生徒「せ・先生・・・やめてください」
先生「本当にやめてもいいのか?」
そういうと、おもむろに生徒の股間をつかんだ。
先生「もう、こんなになっているではないか」
先生は生徒の耳元で囁きながら耳たぶを甘噛みする。
先生「これは、どういうことかな?」
股間をつかんでいたその手の力をゆるめ、生徒のそこをゆっくりとなぞると
服の上からでもその形があらわになる。
その間に、先生は生徒の首筋をなめながらもう一方の手は生徒のシャツのなかに
するりと入り込む・どうやら胸のぽっちに到達したようだ。
生徒「・・・ふっ・・・あっ・・・」
力が抜け、足をがくがくとさせ立っているのも辛そうな生徒を、ステンレスのテーブルの上に強引に寝かせる。
そしてまた、深いキスをしながら生徒のシャツをまくりあげ、ベルトをはずしパンツとズボンを一気に脱がせた。
あらわになったそれは、ピクピクと動き、何か生き物のようだ。
その時にはすでに生徒は上気した顔で、喘ぎ声をだしている。
生徒「あっ。・・・先生・・・」
先生は生徒の乳首を舌でころがし、わざと下半身のそこには触れず反応を楽しんでいる。
生徒「先生・・・せ・先生、もう・・・」
先生「ん?もう・・・何だ?」
生徒の顔を覗き込み、手は太ももを撫でる。
生徒「あっ。・・・して・・・」
先生「何をしてほしいのだ?やめてほしいのではなかったのか?」
生徒「やめ・・・やめないで、さわって」
先生「どこをだ?」
生徒「・・・僕の・・・僕のペニス・・・」
そう、口にすることで生徒は一層興奮したらしく、自分から先生の手をそこに持っていく。
先生「ん?ずいぶん積極的だな?触るのはここだけでいいのか?
先生は、慣れた手つきで生徒のペニスを上下させ、いやらしい音をたてる。

そんな場面のころには、俺はすでに自分で自分のそれを・・・ペニスをしごいていた。

生徒「・・・そ・そこだけじゃ・・・お・お尻も・・・」
生徒は自ら足を抱えると画面にはお尻の穴がアップで映る。
ひくひくと痙攣でもしているかのように、細かく動くそこは
想像とは違い、ピンク色でとても可愛らしかった。

先生「自分で広げてごらん。私によく見えるように」
生徒はもう抵抗することもなく、両手でそこを広げる。
先生の指がそこに触れると、生徒は思わず吐息を漏らす。
最初は、そっと触れるように、そしてだんだんと穴を広げるように触れていく。
生徒「・・・ふっ・・・はっ・・・」
生徒の体が、ビクビクと反応する。

先生の右手には透明な液体の入ったビーカーが。
そのとろっとした少し濃度の高い液体を生徒のペニスや睾丸にたっぷりとたらす。
その雫がお尻の穴にも到達し、先生の細くて長い指がその液体をふくみつつ
少しずつ穴の中に入っていく。
生徒は、自分でペニスをしごきはじめた。
生徒「あっ。・・・んっ・・・んっ・・・」
先生の指が押し入るたびに声が漏れる。
先生も興奮しているのか、もうほとんど言葉はない。

そういえば、さっき留美が風呂にはいっているすきに、ベットサイドの棚を漁っていた時、
ロージョンを見つけた。サービスらしい。
それを、取り出して自分のペニスにたらしてみた。
少しひやっとしたが、こぼさないように手のひらですくいながらペニスをしごく。
隆哉「ふっ・・・」
想像以上に気持ちいい。思わず吐息が漏れた。

画面に視線を戻すと、先生の勃起したペニスが生徒のお尻の穴に押し当てられていた。
先生「力抜いて」
そう言うと、ぐいっぐいっとペニスを押し込んでいく。
ほとんど抵抗もなく、入っていくそれを見ているとやけに興奮して、自分のペニスを握る手に力が入った。

もう、その辺りからは、テレビから漏れる喘ぎ声をBGMに聞きながら
目を閉じて、気持ちよくなることに集中していた。
集中していた・・・はずなのに、ふっとまぶたの裏に涼の顔が浮かんだ。
美和子の声が聞こえる「涼君って最近まで彼女いたでしょ」
留美の声が聞こえる「涼さんって、クールな感じだけど、エッチのときはめちゃくちゃ激しかったりして」
涼は、どんな風に女を抱くんだろう?
本当に女を抱くのだろうか?
噂どおり、男に抱かれることはないのだろうか?
TV画面に映る生徒のように・・・

生徒「先生、もっと奥まで奥まで・・・入れて」
先生「いやらしいな。ぎゅうぎゅう締め付けてくるよ。こうか?」
ぐちゅぐちゅっという音が激しさを増す。
生徒と先生の喘ぎ声も更に激しくなる。

俺の手の動きもスピードを上げて激しくなる。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ・・・。
「はっ。・・・んっ。・・・・ふっ。」

生徒「先生・・あっ。そこ、もっと・・・」
先生「ここか?ここがいいのか?」
生徒「うん。・・・ふっ。・・・んっ・・・あっ、イク。・・・イ・・・ク」

隆哉「んっ。はっ・・・ああっ!」

生徒とほぼ同時に俺もフィニッシュを迎えた。
そして、しばらく体を痙攣させ、放心状態のまま過ごした。

その状態が空しい・・・という感覚が戻ってきたところで起き上がり処理をしながら
TV画面を見ると、先生と生徒が授業?1対1だから補修か?しているシーンだった。
最初のシーンに戻ったのだろう。
そして良く見ると、その生徒の顔は、涼とは少しも似ていなかった・・・。



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<ホテル・夕方>
ホテルに着いて、いつものようにシャワー浴びてベットに入って寝転びながら・・・
なんでだか、ずっともやもやしていた。

留美「ちょっとぉ。やる気あんの?」
留美が股間から顔を上げながら、こちらを睨む。
隆哉「あぁ?」
留美「さっきから、全然元気ないんですけど?もう顎疲れたよ~」
隆哉「お前こそ最近、手抜きなんじゃねぇの?」
留美「うわぁ。人のせいにして~そっちこそ、サービス悪すぎ」
隆哉「なんで俺がサービスしなきゃなんねーんだよ」
留美「まったく!やっぱり、萌が言ってた通りだ」
隆哉「萌が何言ってたんだよ。ってか、お前、萌と友達だっけ?」
留美「友達になったの。あんたの歴代セフレ同好会でも作ろうかと思って」
隆哉「ばっかじゃねーの。なんだよそれ」
留美「どうしてこんなイイ男なのに、彼女と長続きしないんだろって思って。」
隆哉「彼女じゃねーし。セフレだろ」
留美「そんなの、好きな男と付き合えるなら最初はセフレでもいいって思うじゃない。
   でも、本当はいつか彼女になれるかもって思うのよ。」
隆哉「なんだよそれ?詐欺じゃねーか」
留美「そういうところ、萌の言うとおり!女心が全然わかってない!自分勝手!」
隆哉「はぁ?」
留美「セックスも自分勝手。自分が気持ち良ければいいんでしょ?」
隆哉「あったりめーだろ?気持ちよくなるためにやるんだよ」
留美「最低だね」
隆哉「何が」
留美「あんた、本気で人を好きになったことないでしょ?」
隆哉「・・・」
留美「ないのよ。もうやめよう。セフレやめるわ。別に男に困ってないし」
隆哉「・・・あぁ、サッカー部の前田か?」
留美「・・・。ええそうよ、昨日コクられたわ。」
隆哉「勝手にしろよ」

留美は、さっさと身支度をして帰っていった。

ひとり取り残された俺は、ベットに横になりうすぼけた天井を見つめてため息をついた。
隆哉「だから女は面倒くせえんだよ!!」
天井に向かって怒鳴ってみる。

ラブホにひとりっていうのも何だか空しいよなぁと思いつつ。
せっかく金払うのに時間はまだたっぷりあるし、と思い、テレビをつけた。
隆哉「アニメとか見る気分じゃねーよ!」
ひとりで、テレビにつっこみいれてみたり・・・
チャンネルをポチポチ変えていると、喘ぎ声が聞こえてきた。
エロチェンネル無料で見られるのか?とワクワクしながら音量を上げると
エロい声が聞こえてきた。しかも、男の声?
何?と画面を凝視すると・・・男同士でキスしてる?
隆哉「・・・」
隆哉「げっ!ゲイチャンネルかよ」
また、ひとりでテレビに突っ込みをいれたが、そこで目が画面にくぎ付けになった。
隆哉「・・・涼?・・・」



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<街>
ホテルに向かう道すがら、留美がいきなり涼の話題を振ってきた。
留美「ねぇ。涼さんって彼女いるのかな?」
隆哉「うっ!?な・なんだよ?お前も涼狙いか?」
留美「そんなわけないじゃん、隆哉とこういう仲なの知ってる相手に!」
と腕をからめてくる。
隆哉「こういう仲ってどういう仲だよ?」
留美「恋人!?」
隆哉「じゃねぇし!!」
留美「そんなに思いっきり否定しなくてもいいじゃん。そろそろ恋人に昇格させてよ」
隆哉「・・・ないな。」
留美「もうっ!っていうか、涼さんの彼女の話!」
隆哉「あぁ。なんか最近、別れたばっかりみたいぞ」
留美「まじ?」
隆哉「好きな人がいるらしい」
留美「なぁんだぁ。誰?好きな人って」
隆哉「俺が知るかよ」
留美「役立たずだなぁ。それくらい聞いておいてよ」
隆哉「はぁ?なんで俺がそんなこと聞かなきゃなんねーんだよ。」
留美「だって、気にならないの?涼さんの好きな人がどんな人か。」
隆哉「はぁ?なんで俺が気になるんだよ」
留美「なんとなく・・・、涼さんってミステリアスだし・・・
    クールな感じだけど、エッチのときはめちゃくちゃ激しかったりして」
隆哉「意味わかんねぇ」
留美「ん~友達が、涼さんのファンなのよ。涼さんの好きな人って誰か聞いておいてよ」
隆哉「嫌だね。そんなの自分で聞けよ」
留美「マジで女心のわからない、役立たずだな。」
隆哉「ったく・・・だから女は面倒くせぇんだよ」



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