2ntブログ

プロフィール

響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
【18禁表現を含みます】


カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最新記事


カテゴリ


メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


軽トラには、もちろんクーラーもカーステもないので、窓を全開にして風を受けながら外の景色を眺めていた。田畑と林と時々家。駅前の商店街を過ぎるともう大きな建物は何もない。遠くまで見渡すことができた。蝉がやけくそのように鳴き競っている。
幼い頃から見慣れた景色と夏の匂いだ。
祖父が町内の出来事を楽しげに大声でしゃべっているので、時々笑って相槌を打った。


俺と良介は、ほとんど遊びの延長でオナ○―をしていた。
「学校終わったらサッカーする?」「今日は俺んちでゲームする?」と同じ感覚だ。
どちらの精子がより遠くまで飛ぶかとか、お互いのをしごき合ってどちらの方が長く我慢できるかとか、そんな競争をしてみたり、思春期の性欲と好奇心はふくらむばかりだった。

高校生になると少し違う方向にエスカレートしていった。
良介はいったいどこから情報を仕入れてくるのか、色々なことを試したがる。
男でも乳首は気持ちいいとか、性感帯は開発出来るとか、俺を実験台にして体中を強く弱く触れたり舐めたりする。最初はくすぐったいだけだったそれも何度目かには気持ち良くなってきたりして、良介の手が次はどこに触れるのか、良介の舌が次はどこを舐めるのか期待している自分に気づき慌てた。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、良介の触れ方は日に日にいやらしさを増し、その舌はついに俺のペ○スを舐めた。

「ちょっ、ちょっと」
「大丈夫。フェ○チオって言うんだコレ。」

涼しい顔でそう言うと、俺のペ○スをじゅぷりと口に含んだ。

「あっ。・・し、知ってるけど。で、でも、きたねーだろ。」

俺も高2になる頃には、それなりにエッチの勉強もしていたのだ。

「汚くないよ。さっきお風呂で洗ったし。それに颯太の身体は全部きれいだ。」
「なんだよそれ。・・・じゃ、俺も良介の舐める。」
「ぷっ。無理すんなって。」
「無理じゃない。・・・俺だけじゃなくって、良介と一緒に気持ち良くなりたい。」
「え?・・・そ、そっちこそなんだそれ。」

良介は照れたみたいに顔を背けると、俺の腰をひょいっと軽く持ち上げ四つん這いにさせ、その下に潜り込んで仰向けに横になった。
すると良介の巨根が俺の目の前で立ち上がる。良介のそれは最初に見たときも大きいと思ったけど、身体とともに更に成長し、かなりのデカち○こになっていた。

こんなでっかいのを突っ込まれる良介の彼女は大変だなぁ。と思ったそのとき、胸がチクッとしたことを今でもよく覚えている。そのときは気づかないふりをしていたけれど・・・。

良介の口の中は暖かく、唾液を含み巧みに動く舌と唇が想像以上に気持ち良くて、あっという間に射精してしまいそうだった。

「あぁ・・んっ・・・・はぁはぁ・・・・・んんっ・・・ん!?」

するとペ○スの根元を思いっきり握りしめられた。

「まだだろ?一緒に気持ち良くなるんだから。」

普段は優しいくせに、こういうときだけ急にドSになる。まぁ、そんな良介を知っているのは俺だけだと思うけど。なぜかちょっと優越感。

俺は夢中で良介のペ○スを舐めた。舌先で亀頭を攻め、口内に深く浅く招き入れる。
すると良介は自ら腰を上下し更に奥まで突き上げるので、それが喉まで達してむせるが、そんなことはお構いなしだ。良介も気持ち良くなってきたのか息が荒く、俺の太ももに何度もキスをしてから、お尻を両手でむにゅむにゅと女のおっぱいみたいに揉みながらペ○スを口に含んだ。
お互いの息づかいを聞きながら快楽に身を任せ頭が真っ白になる。ほぼ同時にふたりとも口内に射精していた。苦くてどろっとしていたけれど、それが良介の快感の証だと思ったら、俺は何の躊躇もなく飲み込んでいた。

手だけでしていた時とは全く違う行為だった。それはとてもいやらしくて、今までにない快感だった。だけどなんだか物足りないような空しいような気持ちになった。良介がイク時の顔を見ることが出来ない。まぁ、いつもそんな余裕はないのだが、荒い息づかいや吐息を耳元で聞けることが俺はうれしかったのだ。

パジャマを着てから、ふたつ並んで敷かれた布団に横になると、良介がごろごろと俺のところまで転がってきた。

「あのさ、すっごく気持ち良かったんだけど、俺・・・颯太の気持ちいい顔が見たいんだよね。」
「えっ?・・・あぁ・・・うん、俺も。」

良介も俺と同じ事を考えていてくれたことがうれしくて、顔が熱くなった。暗くて顔が見えないから良かったと思ったところに、良介はもうひとつごろんとすると俺の上に覆い被さり顔をのぞき込んできた。

「うわっ。な、なんだよ?」
「それでな、顔見ながら二人で気持ち良くなれる方法があるんだけど、今度試してみないか?」
「またお前はどこからそんな情報見つけてくるんだよ。」
「いいだろ?」
「まぁ・・・任せるけど・・・」

渋っているような言い方はフリであって、俺は良介と一緒に気持ち良くなれる方法があるのなら、何でもやってみたい。

だけどそれは、本当は踏み込んではいけない禁断の領域だったのだと思う。




※拍手&ランキングバナーをポチっとしていただけたら嬉しいです♪


小説(BL) ブログランキングへ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村へ

アルファポリスへ



| BLOG TOP |
駅に着くと、祖父が軽トラで迎えに来てくれていた。
畑仕事で真っ黒に日焼けした祖父は、面倒見も良く町内のみんなに頼られていて、町内会長などもやっている。

「颯太は相変わらず白いな。」
「あんまり外に出ないからね。焼けても赤くなるだけだし。」
「昔からそうやったな。真っ黒に日焼けした良介と並ぶとオセロみたいやったな。」

幼なじみの良介はスポーツ全般得意でクラスの人気者だった。
良介の家は街中で酒屋をしている。家が近い訳ではなかったが、母親同士も同級生で仲が良く、生まれたときから兄弟みたいにいつも一緒だった。
追いかけっこも木登りも、野球もサッカーも、良介はいつも一番だった。
色白で小柄でのろまな俺は、体格もよくガキ大将的な良介の後をいつも追いかけていた。
俺がいじめられっ子にならずにすんだのは、良介のお陰だ。

俺たちは一緒に思春期も過ごし、一緒に大人になっていった。
身体の発育も遅く知識もなかった俺は中1になってもまだ、声も高いままだったし、下の毛もほとんど生えていなかった。
しかし身体の大きい良介をはじめ、クラスの男子たちは既に変声期を迎え、自慰も経験済みだった。
中1男子などは、ちょっと集まれば、そんなエロ話ばかりだ。俺は話の内容はよくわからないまでも、なんとなく知ったかぶりでうなずいたり笑ったり話しを合わせていた。やっぱり「わからない」とは恥ずかしくて言えなかったのだ。
何人かの男子が、ターゲットの男子の股間をさわったりする遊びも流行ったりしていたが、一番ターゲットになりそうな俺は無傷だった。後に知ったことだが、「颯太にはさわるな」と、良介が根回しをしていたらしい。

当時、良介には小さい弟や妹が3人もいて、後にもう一人増えるのだが。家が賑やかなせいか、よく家にというか祖父母の家に泊まりにきていた。そんな時はもちろん俺も一緒だ。
ある日、俺と良介はいつものように祖父母の家で夕飯を食べて一緒に風呂に入った。

「なあ颯太。お前オ○ニーしたことあんの?」
「えっ!?な、なんだよ急に。」

良介は俺の背中を洗いながら、突然にそれでいてなんでもないことのように聞いてきた。
そして、両脇の下から俺の股間に伸びてきた手がペ○スを握り袋を包んで撫でた。

「なっ!何すんだよ!」
「気持ちいいだろ?泡でぬるぬるしてるし」

慌てて腰を引いてみたが後ろからがっつりロックされ、身動きもとれない。
確かに気持ちいい。
くすぐったくもあり、それでいて下半身に血液が集まっていくようで、そのせいか頭もぼうっとしてきた。
良介の手は休むことなく、慣れた手つきで俺のペ○スを上下させている。
でもだめだ。こんなの変だって。
そんなことを思いながらも俺は強くあらがう事も出来ず、良介の胸に寄りかかり体重を預けた。

「んんっ・・・はぁ・・・・あっ・・・・」

何度も繰り返し興奮の波がやってくる。そしてだんだんお○っこがしたいような感じがして、全身がゾクゾクした。

「はぁ・・あっ・・りょ・・うすけ・・・やば・・いって・・・お○っこ・・でちゃう・・・んっ・・」
「ん。・・いいよ。風呂だし。」

耳元で言う良介の声が吐息混じりでなんだかドキっとしたら、最大の波がやってきて俺は必死に両足をつっぱった。

「ああっ・・・あっ・・・あっ・・・・あっ!」

俺は、幼なじみの良介に、ち○こを触られたうえに、お漏らしをてしまったことが恥ずかしくて、両手で顔を隠して半べそ状態だった。

「うっ・・ひどいよぉ・・・りょう・・すけ・・」
「・・・颯太、もしかして初めて?」

良介は顔を覆っている両手首を握って広げ、俺の顔をのぞき込んだ。

「それお○っこじゃないよ。颯太、射精したんだ。」
「射精?」
「うん。まだ初めてだから薄い色でお○っこみたいだけど、だんだん白くなってくるよ。」

その頃の俺は、そこを触ったりこすったりすれば気持ちいいことは知っていたし、それまでも頭がぼうっとして身体がびくびくってすることも知っていた。オ○ニーらしきことはしていたんだ。けど、ち○この先端から精子が飛び出して、それを射精とういうことを・・・知らなかった。
そう。このときが俺の精通だった。

「あのさ・・・俺のもしてくれない?」

きょとんとしている俺に、良介が少し上気した顔でそう言いながら、下を向くので、その視線の先を見てみると、そこには勃起したデカち○こが!

「でかっ」


俺たちはそれから一緒に風呂に入るたび、こんなことをしていた。
それは風呂の時だけではなくなり、一緒に寝ている時はもちろん、トイレや人気のない外ででも。そしてどんどんエスカレートしていき、それはあの日まで続いた。




※拍手&ランキングバナーをポチっとしていただけたら嬉しいです♪


小説(BL) ブログランキングへ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村へ

アルファポリスへ


| BLOG TOP |
車窓から見える景色が灰色から緑色に変わっていく。
乾いた喉が少しずつ潤っていくような感覚と、それとは真逆に苦い胃液がこみ上げてくるような複雑な気分で流れる景色を見つめていた。

そういえば、俺がヨネ子と出会ったのも向日葵畑だった。
あれはまだ小学校に上がる前の夏だった。俺の記憶の中では初めての向日葵畑。
家から祖父母の家までは子供の俺が歩いて5分。その間にある畑では、いつもは野菜を作っているので見通しもよく、家から祖父母の家はよく見えた。俺は普段からひとりで家と祖父母の家を行き来していたし、畑でも毎日のように遊んでいた。
しかしその夏は、大人の背丈ほどもある向日葵が咲き誇り、子供の俺からは何も見えなかった。
その日の夕方、俺は親父にこっぴどく叱られて家を飛び出した。もう何で叱られたかさえ覚えていないが。両親もどうせ祖父母のところに行くのだとわかっていたから追いかけることもしない。
俺は泣きながら祖父母の家を目指して歩いていたが、追いかけても来ない両親を少し心配させてやろうと思い、向日葵畑に足を踏み入れた。
ところが自分の背丈の倍以上もある向日葵に囲まれて、方向が全くわからなくなってしまったのだ。
オレンジ色の空はみるみる紫色に変わってゆき、ますます出口が見つからなかった。
心細さにただ泣きじゃくり座り込んでしまった時、微かに猫の鳴き声が聞こえたような気がして、俺は手をついて這ったまま鳴き声の聞こえた方へ向かってみた。少し広く土が見える場所に真っ白なワンピースを着た少女が立っていた。
見たことのない少女だ。

「・・・何・・して・・るの?」

俺は涙を拭きながらおそるおそる声をかけてみた。

「歌の練習をしていたの。」

その少女はにっこりと微笑むと、俺の目線に合わせてしゃがみ込んだ。

「一緒に歌う?」

俺は、ふるふると首を横に振る。

「だけど・・歌、聴きたい。」

そう言うと、少女はうれしそうに頷いて、土の上に座り込んだ。

「私はヨネ子。あなたは?」
「俺、颯太(そうた)。」

可愛い顔してるのに、ヨネ子だなんて、ばあちゃんみたいな名前だなって思ったら、なんだかおかしくて笑ってしまった。
ヨネ子はそんなことを気にする様子もなく、俺が隣に座ると歌い出した。

そう。歌い出したはずなんだけど、どんな歌だったのか俺は全く覚えていない。

気がつくと俺は祖父母の家で寝ていた。
むくりと起き出して、台所で畑に持って行くお茶の用意をしている祖母の元へ駆け寄った。

「ヨネ子は?」
「颯ちゃん、起きたね?ヨネ子って誰?」
「白い・・・」
「あぁあぁ、猫ちゃんね?ヨネ子ちゃん言うの?」
「・・・?」
「縁側におるよ。」

俺が家を飛び出して、暫くしてから母親が祖父母の家に迎えに行くと、颯太は来ていないということで大騒ぎになったらしい。家族総出で俺を探していると、向日葵畑から猫の歌うような鳴き声が聞こえてきたそうだ。その声のするところへ行ってみると、猫を抱えて眠っている俺が見つかったということらしい。

俺が縁側に行くと、真っ白な猫がのびをして振り向いた。俺の顔を見て「にゃぁ」とうれしそうに鳴く。

それからその猫はヨネ子と名付けられ、祖父母の家猫になった。
俺が高校を卒業して東京に出るまで、ずっとそばにいていつも見守ってくれていたヨネ子。
もう15.6歳になるヨネ子は、年齢が名前に追いついた老猫だ。
具合が良くないということは、そういうことだ。
俺はまだ何の覚悟も出来ていない。




※拍手&ランキングバナーをポチっとしていただけたら嬉しいです♪


小説(BL) ブログランキングへ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村へ

アルファポリスへ



| BLOG TOP |
俺は自分の将来について、何ひとつ具体的な目標を見いだせずにいた。
高校を卒業して都内の大学に進学して家を出た。
何か目的があったわけではない。ただ小さな田舎町で生きていくことに息苦しさを感じて逃げたかっただけだ。
大学で4年もあれば何かやりたいことでも見つかるだろうと思っていたが、実際4年もの猶予はなく、田舎育ちの俺が環境になじんだ頃には、すでに周りのみんなは遊ぶだけ遊んで、なんとなく就職先の候補を決めていたし、3年生になると現実的に動き出した。
しかし俺は夏休みになってもまだ、何も考えられず、ぼんやりと日々を過ごしている。

今日も昼間からごろごろとベッドに横になっていると、母からラインが届いた。

『おつー』『ひま?』

間抜けなスタンプが連続で届くが、その後は何か打ち込んでいるらしく、暫く時間がかかる。
遅い!

『夏休み中に帰ってくれば?』

帰ってくれば?ってなんだよ。
まぁ、帰ってきなさいと言われるよりは気が楽だけど。
たぶん感が良い母のことだ、俺が就活してないことも薄々気づいているんだろう。

『今年は久しぶりに、あんたの好きな向日葵畑したから。』

そして一枚の写真が送られてきた。
そこには画面いっぱいに咲き広がる向日葵畑が写っている。
家は田舎で農家をしている。いつもは野菜を作っているが、数年に一度、畑の土に栄養を与えるために、向日葵畑をつくる。

『パス!』

手でバッテンを作っているお気に入りの猫スタンプを送る。

クレヨンで描いたような黄色と緑が太陽の陽を浴びてきらきら輝き、土の匂いまでしてきそうな画像を見ていると、嫌でもあの夏の日を思い出してしまう。
俺はため息をついて、ベッドにスマホを投げ出し横になった。

するとまた、ライン受信の音が鳴る。

『あ、そういえば、ヨネ子の具合が良くないみたい。』

それ、早く言えよ。
俺は慌てて起き上がり、バタバタと実家に帰る支度を始めた。




※拍手&ランキングバナーをポチっとしていただけたら嬉しいです♪


小説(BL) ブログランキングへ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村へ

アルファポリスへ



| BLOG TOP |
【向日葵と猫】
短編:すれ違ってしまった幼なじみのふたり。向日葵と猫がとりもつ、ちょっと切ない真昼の夜の夢。
※回想シーンでのショタ系エロありのためご注意ください。

【向日葵と猫scene1】
【向日葵と猫scene2】
【向日葵と猫scene3】
【向日葵と猫scene4】
【向日葵と猫scene5】
【向日葵と猫scene6】
【向日葵と猫scene7-①】
【向日葵と猫scene7-②】
【向日葵と猫scene8】




※拍手&ランキングバナーをポチっとしていただけたら嬉しいです♪


小説(BL) ブログランキングへ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村へ

アルファポリスへ





| BLOG TOP |