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響瑠

Author:響瑠
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<宗一郎の部屋・夜>
高校生最後の夏休みに入って1週間が過ぎました。
3歳の時の記憶を思い出してから、色々考えすぎて落ち込むことも多かったけど、
夏休みの前日に、終業式後いつものメンバーで夏休みの旅行の計画を立てました。
仲良しの美和ちゃんとその美和ちゃんと一緒の中学出身で同じ陸上部の隆哉くん。そして男の子なのにすっごく綺麗な涼くん。涼くんは本当なら学年は1年上だそうです。
私はこの4人で過ごす時間が大好きです。
とっても楽しくて美和ちゃんとはガールズトークも盛り上がります。
学校でこのメンバーといる時は、自分の中で起きている色々なことも忘れられます。
私は身体のこともあって、修学旅行でさえみんなとは別のホテルに泊っていました。
そんなわけでお友達と旅行なんてしたこともありません。
でも、このメンバーとなら、大丈夫な気がして少し冒険をしてみようと思ったのです。
美和ちゃんが「海がいい」と言った時は、流石に水着は無理と思ったけど、涼くんの別荘が山にあるということで、そこに泊ることになりました。
温泉とかだったら大浴場を断るのとか大変かなと思ったけど、別荘なら一人ずつお風呂にも入れるし、よかった。

いよいよ明日は出発です。
旅行前夜、私はどうしてもしておかなければならないことがありました。
夜も更けたころ、望ちゃんの射精をしてもらうため、お兄様の部屋を訪ねました。
だいぶ慣れたとは言え、やはり毎回緊張します。
お兄様はいつもそれをする時には儀式のように「おやすみ MY DOLL」と言って私のこめかみにキスをします。
そして、私を「望」と呼ぶのです。たとえ私の意識がある時にも。
お兄様は私の唇にはキスをしません。望ちゃんにはするのに。
お兄様は私に「愛してる」とは言いません。望ちゃんには言うのに。
望ちゃんとはお風呂に入るけど、私とは入りません。恥ずかしいからと言います。
私はお兄様のそこには触れたことがありません。
望ちゃんとは一緒に射精もするのに・・・。
私の大好きなお兄様は、望ちゃんが好きなのです。
それは、わかっていたけれど、そのことを思うと、
どうしても胸が苦しくなってしまうのです。
きっとこれからはもう、今までのままではいられないでしょう。
私はそう感じていました。
望ちゃんや珠絵さんやアンさんと話し合って、これからのことを決めなければならないのです。
だから・・・その前に少しだけ、冒険をしてみたかったのです。
いつも守ってくれているお兄様から離れて、自分ひとりで何ができるのか、知りたかったのです。
そんなことを考えながらも、息が上がってきました。

佳苗 「んんっ・・・ふぁあ・・・」

私は声が漏れてしまうのが恥ずかしくて、両手で顔を覆います。
お兄様は私の耳たぶを舐めたり、軽く噛んだりしながら囁き続けます。

宗一郎「望・・・望、ここが気持ちいいのか?」

そう言って、左手で袋を揉みながら右手で竿を激しく上下させます。
くちゅくちゅ・・・くちゅくちゅ・・・
私の腰は勝手に動き始めます。
まるでもっとしてほしいとお兄様におねだりをしているように。
その動きが激しさを増し、全身の血液がざわざわと騒ぎ出すと、
私の意識はふっと途切れて、身体が動かなくなります。
あぁ、望ちゃんが来た・・・

そして私はお部屋でひとり、お人形のように動かなくなった身体のまま、
お兄様と望ちゃんの様子をただ見つめているのです。



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