<宗一郎の部屋・夜>
佳苗も高校生になり、だいぶ生活の変化にも慣れてきたようだ。
俺は、相変わらず妹の寝込みを襲うようなことを繰り返している。
中学の頃ほどではないが、射精させる時の佳苗の嫌悪感は、相変わらずだった。
俺はいつも、「早く望に出てきてくれ」と願いながら、していた。
時々、望が俺の部屋にやってくるようにもなった。
そんな時は、正直ほっとする。
・・・というか、嬉しいと思う自分の心がいまひとつわからないでいた。
望は自分で出来るから、本当は俺が手伝うこともないのだが、望の自慰する姿は
なんだかエロくて、つい触れたくなってしまうのだ。
思い出したら、したくなってきた・・・。
今夜はエロビデオでもおかずに、自慰しますかね・・・。
最近、全然見てなかったなぁと、ガサガサAVを探して手に取ると、
いきなり入口の扉が開いた。
望 「お兄ちゃん!!」
宗一郎「!?・・・の、望!ど、どうした?」
俺は、慌てて手に持ったAVを棚に戻すと、少しうわずった声で答えた。
望 「どうかした?」
宗一郎「いや、ちょっとびっくりして・・・」
望 「あぁ、ごめんね。」
宗一郎「いいんだ。どうかしたのか?」
望 「ううん。早くお兄ちゃんに会いたくて。」
宗一郎「望・・・・」
俺はそんな望が可愛くて思わずおでこにキスをする。
望がこんな風に部屋に来る時は、佳苗が睡眠導入剤を飲んで眠った時だ。
それも、心配の種ではあるのだが。
宗一郎「佳苗ちゃん、学校で何かあったのか?」
望 「・・・うーん。お友達とエッチの話しになってね~佳苗ちゃんそういうの苦手だから、
なんだか疲れちゃったみたい。」
宗一郎「高1の女子は、そんな話をするのか?」
望 「するみたい」
宗一郎「まったく。望は、その・・・女の子とエッチしたいとか思うのか?」
望 「えぇ?思わないよ~。お兄ちゃんといつもしてるし。」
宗一郎「はぁ?あぁ、そういうエッチじゃなくて・・・セックスのことだ。」
望 「お兄ちゃんにしてもらってるのは、セックスじゃないの?」
宗一郎「ちっ、違うだろっ!・・・自慰、つまりオナニーを手伝ってるだけだ。」
望 「そうなの?春休みにお兄ちゃんが美菜子さんとしてたのと同じでしょ?」
宗一郎「ん?確かに美菜子とはセックスしてたけど・・・」
望 「じゃぁ、セックスじゃん。お兄ちゃん、お口でしてくれるでしょ。」
宗一郎「口でするのは、フェラだ。・・・ん?美菜子とのを見たって最後まで見てないのか?」
望 「美菜子さんがお口でお兄ちゃんのしてて、佳苗ちゃんショックでお部屋に・・・」
宗一郎「あぁ、なるほど。・・・え?じゃ、もしかしてお前たちセックスがどういうものか知らないのか?」
望 「・・・?」
宗一郎「まいったな・・・。じゃぁ、一緒にAV鑑賞でもしてみるか?」
望 「何それ?」
宗一郎「男と女がセックスしている映像」
望とは男同士のせいか、気楽にこんな話も出来る。
佳苗はぐっすり眠っているのだろうから、ちょうどいいだろ。
俺は、さっきみつけたAVをセットして、望とベッドに腰掛けた。
最初は普通に見ていたが、女が服を脱がされ胸をあらわにされて揉みしだかれる頃になると、
望は俺のシャツをぎゅっと握りしめた。興奮しているのだろうとほおっておいたが、
しばらくすると、今度は俺の胸に顔を埋めてきた。
宗一郎「望?どうかしたのか?」
望 「・・・気持ち悪い。」
宗一郎「気持ち悪い?エッチな気分にならない?」
望 「ならない・・・。大きな胸とか・・・女の人の顔が・・気持ち悪い。」
俺は望の股間に手を伸ばした。確かに興奮はしていないようだ。
俺はAVを止めた。
宗一郎「まぁ、いきなりすぎたかな?」
望 「ねぇ・・・男の人とはセックスできないの?」
宗一郎「はあ?男同士ってことか?」
望 「うん・・・。」
宗一郎「出来なくはないだろうけど・・・」
望 「出来るの!?」
望は嬉しそうに俺の顔を見上げてきた。
宗一郎「い、いや・・・俺も、詳しくはわからないけどな・・・」
望 「・・・そうなの?・・・俺・・・お兄ちゃんとセックスしたい。」
宗一郎「!?」
望 「俺、お兄ちゃんが・・・好きだもん。」
うっ。あろうことか俺は嬉しくて股間が反応してしまった。
・・・そうは言っても、そうは言っても・・・駄目だろうそれは・・・。
望 「俺・・・お兄ちゃんのこと考えると・・・ほら、興奮するんだ」
望はそう言って俺の手を自分の股間にあてた。
望 「お兄ちゃんに触ってほしい。」
そして、潤んだ瞳で上目遣いに見られたら・・・俺の理性が・・・。
考えるよりも先に、俺は望の顎に手を添えて唇を重ねていた。
望 「お兄ちゃん・・・」
宗一郎「望、口あけて」
俺は、望の薄い唇を舐めると、口の中に舌を差し入れた。
夢中で舌を躍らせていると望が甘い息を漏らす。
望 「息が・・・でき・・ないよ・・・」
宗一郎「ふっ。・・・鼻でするんだよ」
そしてまた、唇を重ねるとそのまま、そっと望をベッドに押し倒した。
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