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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
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雅紀 「竜二!?」
竜二 「昨日さぁ、そこの美人さんいい声で歌ってたんだよね~。俺、ゾクゾクしちゃってさぁ。エッチん時はどんな声で啼くのかなぁって考えただけで勃っちゃった。」

雅紀が竜二と呼んだ下品な男は、ニヤニヤと笑いながらバージンロードをゆっくりと歩いてくる。雅紀は光の伸びすぎた前髪を頭のてっぺんで留めていた黒いピンをそっと外すと、光に握らせた。

雅紀 「百瀬、逃げろ。捕まりそうになったらこのピンで相手の手に穴があくほど思いっきり突き刺せ。」

雅紀は竜二から視線を外さず小声で光に耳打ちをする。

光  「雅紀は?」
雅紀 「俺は今更あいつらに何をされても同じだから大丈夫。」
光  「嫌や。一緒に逃げよう。」
雅紀 「無理だ。相手は竜二ひとりじゃない。」

雅紀と光が身体を寄せ合ったままコソコソと話をしていると、竜二が大げさに嫌な顔をする。

竜二 「何の相談?あぁJUNくんったらヤキモチ?もちろん君も可愛がってあげるよ。いっつもイヤイヤってしてるくせに最後には、腰振っていい声で啼くんだよね。」
雅紀 「うるせー!この人は素人だ。撮影でもないのに何言ってやがる。」
竜二 「あははははっ。JUNはカメラまわってた方が興奮するのか?もちろん撮影してあげるから安心して。マジレイプって高く売れるんだよね~。」
雅紀 「楽園はそんな撮影しないだろ。」
竜二 「あぁ、しないね。だから自分達でするのさ。それに、いいもの手にいれちゃったんだぁ~。」

雅紀 「百瀬、逃げてくれ。・・・お前がボロボロになるのを見たくない。」
光  「雅紀・・・嫌や。」
雅紀 「頼むっ!・・・今だ!逃げろっ!」

雅紀は光の背中を押して、近づいて来た竜二の両腕を掴んだ。
しかし、光が押しだされた所にはすぐに男が二人立ちはだかった。雅紀も光も抵抗して暴れたが、小柄な2人に対して大柄な男5人では、すぐに勝負がついた。
光は鳩尾に拳を打ちこまれ、一瞬息が止まったかと思うとアッと今にブラックアウトしてしまった。


光は何かが頬を撫でる感覚で意識を取り戻した。

ん・・?なんやろ・・・。紫苑?

少しずつ頭がはっきりしてくるが身体が重い。手足を動かそうとすると痛みが走った。

光  「痛っ・・・なんや・・これ?」
竜二 「おや?お姫様はやっとお目覚めですか?」

光がゆっくりと瞼を開くと目の前に下品に笑う竜二の顔があった。
頬を撫でていたのは竜二だったのだ。
光は後ろ手に拘束され、足首も揃えて拘束されて、横向きにベッドに寝かされていた。
竜二はその横に座っていて、腰を曲げて光の顔を覗き込んでいたのだ。
光は思わず顔を背けた。

雅紀 「やめろーーーー。くっ・・・百瀬にっ・・んっ・・・手を・・出すなぁつ・・んんっ・・・」

竜二が身体を起こすと光の視界が広がって、目の前にあるもう一つのベッドの上で、雅紀が男に抱かれている姿が目に飛び込んできた。
仰向けに寝ている雅紀の両足を男が抱えこんで腰を激しく揺らしている。もう一人の男は雅紀の横に座って乳首を舌で舐めまわし、片手でペニスを扱いていた。そしてまた別の男がビデオカメラでその様子を撮影している。

竜二 「姫?ほら良く見てみて?JUNくん厭らしいでしょ~?あんな大きいちんちん咥えこんで気持ちいいんだってぇ~」
光  「・・・やめろや・・・なんで・・・こんなこと・・・」
竜二 「姫の事は俺が抱いてあげるからね。」

雅紀を見つめる光の視界は涙で滲んできたが、雅紀は光を見て微笑んだ。
「俺は大丈夫だから」・・・雅紀はそう言っているようだった。
しかし、雅紀を抱く男の腰の動きは激しくなり、苦痛の表情で目を閉じた。

男  「はぁはぁ・・・すっげぇ気持ちいい・・・はぁ・・・こいつのここ本当具合がいいな・・はぁ・・・はぁ・・・うわっ・・うわっ・・・」

その男が果てるとすぐに別の男が雅紀を四つん這いにさせ、後ろから突き刺した。

雅紀 「っ・・・くっ・・・竜二・・・お前も・・・んっ・・・俺にしとけよ・・んっ・・」
竜二 「そんなにこの姫を守りたいんだ?」
雅紀 「あぁ。・・・んくっ・・・竜二がっ・・やりたいこと・・んあっ・・・何でもするからっ・・あっぁ・・・んっ・・んっ・・・」

ぐちゅぐちゅっという、自分の粘膜を擦る水音と男の荒い呼吸が聞こえる中、雅紀は竜二の意識を自分に向けることに必死だった。

竜二 「じゃぁ、JUNくんの意識がある間は、姫に手を出さないでいてあげる。だけど君が気を失ったりしちゃったら、見なくて良いんだから別にいいでしょ?」
雅紀 「・・・くっ・・・んぁ・・・わか・・った・・・んっ・・・」

光の耳にはふたりの会話が遠くから聞こえ、滲んだ視界には何も映っていない。
雅紀が光の為に酷いことをされているのに、何もできない自分が情けなかった。

竜二 「じゃぁ姫はここで、ナイトが気を失ってしまわないようによぉく見ててね。」
光  「・・・?」

竜二は光の身体を起こしてベッドに座らせ、自分は立ちあがると、後ろから激しく突かれ揺れる雅紀に近づいた。

竜二 「JUNくん、これ覚えてる?これ飲んだら気持ちよくて気を失ってしまうかもね?」

竜二はポケットから取り出した小さな瓶を雅紀の鼻先に置いた。
上気していた雅紀の顔から一気に血の気が引くのがわかる。

あれは・・・岸谷が媚薬とか言うとった小瓶と同じやないか・・・?

光の顔もまた緊張で強張った。

あかん。・・・あんなもん飲まされたら・・・ただじゃすまん。
雅紀を助けな・・・。

竜二 「さぁ、どこまでがんばれるかな?」




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