<メイドの結実香ちゃんはご主人様に攻められたいの>
カルテ:結実香
ショーパブで鍛えた自慢のスタイルで、可愛いメイド服を着てご主人様にご奉仕したいです。恥ずかしいこと、いっぱい命令してください。
最近、なんだか忙しい。翔はほとんどAV出てないし、変態Aクラスのやつらが、アクターもスタッフもまとめて辞めたらしい。どうせ独立して非合法で稼ぐつもりだろうが、バックなしで危ないことしてもいいことないのにな。
お陰で、変態Aクラスの仕事がまわってくるんだな。明らかに今日もそれだろ。
勇蔵 「和樹、今日のゲストは超美系らしいな。」
和樹 「あぁ。確かにカルテの写真はなんだかアイドルの宣材用みたいだぞ。」
勇蔵 「どれどれ?・・・おぉ!綺麗だな。」
和樹 「あんま興味ないけどね~。今日はマリンさんがメイクしてるからもっと綺麗かもよ。」
勇蔵 「マリンさんの腕はすげーからな。なんだ和樹は男の娘は興味ないのか?」
和樹 「ん~渚で懲りたな。綺麗なのが良ければ女抱けばいいし。可愛い男の子の方がいいかな。」
勇蔵 「なんだそれ?バイの奴ってそういうもんなのか?」
和樹 「さぁ。どうかな。」
今日のクルーはいつもの変態班です。
ディレクター兼カメラの勇蔵さん、カメラの曽根山さん、ADの鈴木くん、マネージャーのマリンさんです。
勇蔵さんはノーマルです。奥さんも子供もいます。ただ変態が好きなんです。あっ、こんなこと言ったら怒られるかな? でも、ノーマルだけどゲイに対して寛容なんですね。
そこへ、マリンさんがゲストを連れてきた。
マリン「お待たせしました~今日のゲストの結実香ちゃんでぇ~す!」
結実香「結実香です。よろしくお願いします。」
勇蔵 「うわぁ、ホント綺麗だね~」
結実香「わぁ、ありがとうございまぁす。」
鼻にかかった声で甘えてますが、ご主人様はこちらでございますよ。
本当は変態のおっさんが良かったらしいからな。大体、綺麗系の子はそうなんだけどね。
まぁ、俺もおっさんか・・・。
マリン「結実香ちゃん、今日のご主人様の和樹くんです。」
和樹 「よろしくね。」
結実香「えぇ!?本当ですかぁ?こちらの方かと思いましたぁ。」
マリン「こっちは、ディレクター兼カメラマンの勇蔵さんです。」
結実香「和樹さん、めちゃくちゃカッコイイんですけどぉ~」
和樹 「ははっ。うまいね。普通のおっさんだよ。」
結実香「全然若いですぅ。カッコイイご主人様なんて、結実香緊張しちゃう。」
和樹 「大丈夫だよ。緊張出来ないくらい激しく攻めてあげるから。」
結実香「いやんっ。そんなこと言われたら、勃っちゃう。」
おい、まだ勃たせるなよ。
すっごい馴れてる感じが鼻につくなぁ。どうやって啼かせてやるか・・・久しぶりに変態全開でいくかな。
マリン「結実香ちゃん、フライングしちゃだめよ~、じゃぁ打ち合わせしましょう。」
ちょっとSM系や激しいセックスになる場合などは、本当にダメな時の合図を決めておく。
M子さんの場合「いや」は「もっと」で「だめ」は「いい」だったりするので、それを区別するためだ。
無理をさせて、身体を壊したら大変ですから。
何度も言ってるけど、変態班とか言っても俺はそれほど変態ではないので大丈夫だけどね。
さぁ、お仕事お仕事。
俺は、一旦ドアの外に出た。
勇蔵 「では、撮影はじめまーす。」
カチャリ。
結実香「おかえりなさいませ、ご主人様。」
※拍手&ランキングバナーをポチっとしていただけたら嬉しいです♪
小説(BL) ブログランキングへにほんブログ村
コメントの投稿