俺はゆっくりと腰を動かしながら、宇宙くんの感じる場所を探る。
宇宙 「はぁ・・はぁ・・はぁ・・んっ・・・あっ・・あぁっ・・んっ」
ここかな?探り当てた場所をめがけて腰の動きを速めた。
宇宙 「ああんっ・・あんっ・・んっ・・あんっ・・・」
また、可愛い声で啼き始めた。そしてやっぱり行き場の見つからない手はパタパタしている。俺は、腰を小刻みに動かしながらキスをした。
和樹 「俺につかまって。」
そう言って、俺の首に手をまわさせて背中を支えて起き上がらせる。
向かいあって座ったままの状態で、宇宙は自分から俺にキスをしてきた。よっし♪
和樹 「動いてみて。」
俺はそう促して、ジェルを手に取り宇宙のペニスを優しく包んで上下する。
俺は宇宙の顔を見上げながら、腰を突きあげる。宇宙は少し控え目に腰を動かしていたが、その刺激でのけ反った。
宇宙 「ああんっ・・ああんっ・・あんっ・・あんっ・・あぁ・・」
そのまま寝かせて覆いかぶさり、腰と手を同時に動かす。深く早く。
しばらく続けていると、宇宙が時々開く瞼のなかの瞳の焦点が定まらなくなってきた。
宇宙 「はぁ・あっ・・はぁ・あぁっ・・はぁはぁ・・あぁつ・・あぁ・・」
偉い乱れようだ。俺は真上から声をかけた。
和樹 「そら?・・・宇宙、こっち見て。」
宇宙は朦朧としながら俺を見つめて、手をパタパタさせながらキスを求める。
こんな無防備に俺に預けやがって。可愛いすぎる。
俺は引き寄せられるように唇を重ね、舌をその奥まで差し込んだ。
宇宙 「んんんっ・・・んんっ・・・・んなぁ・・・」
うわっ!なんだこの締め付け。宇宙の中がものすごい勢いで俺のペニスを締め付けてきた。やっばい。なんだこれ?
こんなじゃ、宇宙と同じ年くらいの野郎なら、まず夢中になって自分だけ先にイっちまうだろうな。なるほど、それで宇宙はいつも結局このあと自分でイく羽目になっているのか。
「気持ちいいセックスしたことないんです」・・・の理由が分かったような気がした。
俺も、持って行かれそうになりながら耐えつつ、そんなことを思っていた。
唇を離して、宇宙の鼻や頬に瞼にキスをする。
宇宙 「はぁ・・はぁ・・・もっと・・・あんっ・・もっと・・・」
なんですと?
さっきまでなかなか自分からキスもできなかったのに、「もっと」ですと?
なんなんだ、このギャップは?
和樹 「もっと、欲しいの?」
宇宙 「あぁ・・・うん・・・もっと・・ほし・・いっ・・あんっ」
了解。俺は腰と手の動きを更に速めた。
くちゅくちゅくちゅくちゅ・・・じゅぷじゅぷじゅぷっ・・・・
宇宙の中は、益々俺に纏わりついて締め付けてくる。俺も汗だくだ。
宇宙の瞳の焦点がまた合わなくなってきた。
宇宙 「あぁ・・あぁ・・・だめ・・・だめ・・・・あんっ」
和樹 「はぁ・・はぁ・・・ん?・・・はぁ・・・」
宇宙 「あっ・・あっ・・イ・・きそっ・・イク・・・」
なぬ?俺は慌てて身体を起こした。本当は抱きしめてキスをしたままイかせてあげたいところだが、そういうわけにもいかないのだ。宇宙くんの射精シーンをカメラに収めなければ。辻さんがカメラで寄ったと同時に、宇宙がものすごい勢いで吐精した。
その瞬間、俺のペニスはこの上ないほどに、絶妙のタイミングでギュギュッギュギュッと締め付けられた。
宇宙が射精する間も手と腰を休まず動かしていたので、宇宙はイっても喘ぎまくっている。
宇宙 「あっ・・だめっ・・だめっ・・・あぁんっ・・・」
いや、無理。もう、俺が無理。我慢できない。
可愛く泣くように喘ぐ宇宙の唇を塞いだ。
和樹 「クッ!・・・んんんっ・・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・」
俺は、宇宙の中に精を放った。
宇宙も、俺と一緒に身体をビクビクさせている。
ペニスを抜き取り、宇宙の足を持ち上げた。カメラが寄って俺の精液が宇宙の中からでてくるところを撮影して、終了だ。
ゲン 「お疲れ様~」
マジ疲れた。もちろん、いい意味で。俺は吹き出す汗を手でぬぐった。
宇宙はまだ肩で息をしている。
マリン「お疲れ様でした。起きられる?」
マリンさんがベッドに近づいてきて、宇宙にガウンをかけた。
和樹 「あ、少し休んでてもいいぞ。こっちのシャワー使えば?俺がゲストルーム行くから。」
そしてマリンさんは、立ちあがった俺の肩にガウンを掛けながら耳元で囁く。
マリン「和樹くん、やればできるじゃなぁい。」
和樹 「え?」
マリン「ふふふっ。宇宙くん、どうだった?」
宇宙 「え?」
マリン「気い持ちいいセックスできた?」
宇宙は俺をチラっと見ながら頷いた。
宇宙 「すっごく・・・気持ちよかった・・です。」
和樹 「ははっ、俺の前で言いにくいよなぁ~」
宇宙 「ほっ、本当です!こんな、気持ちいいエッチ初めてです。」
ムキになって言う宇宙が可愛くて、俺は宇宙の頭に手をやり、ぽんぽんとした。
和樹 「お疲れさん。」
宇宙 「理想のセックスッ!・・・で・・した。」
そんなこと、大きな垂れ目をうるうるさせて見上げながら言われたら・・・俺はたまらず、その唇にチュっとキスをした。本当はありえない。カメラもまわってないところでキスとか・・・。
どうしたんだ俺?
急に恥ずかしくなって、踵をかえすと部屋を出た。
後ろで、マリンさんとゲンさんの笑い声が聞こえた気がする。
ゲストの控室でシャワーを浴びて出てくると、マリンさんがベッドに腰掛けていた。
マリン「お疲れ様~。和樹?宇宙くん、どうだった?」
和樹 「は?どうって?」
マリン「アクターとして。」
和樹 「あぁ。まぁウリセンさせなくて正解でしたね。素人相手にあんなに思いっきり預けちゃうようじゃ、ぶっ壊されちゃいますよ。さすがマリンさん見抜いてた?」
マリン「まぁね。あそこまでとは思わなかったけど。相手があんただったからなのかもしれないけどね。」
和樹 「どうですかね。アクターさせるにしても相手選んでやらないと、危ないですね。」
っていうか、正直、あんな宇宙を他の男に抱かせたくない・・・とか思ってる自分に焦る。
マリン「ウケだし、渚くんくらいの強かさがないとね~」
和樹 「確かにあいつは強かだ。俺を拘束するなんぞ、他の子はしない。」
マリン「あはははっ。まぁ、あの子はあの子で苦労いてるからなんだけどね~」
和樹 「子供の頃から嫌なもん、沢山みてきちゃったからな。」
マリン「でも、宇宙くんは、ピュアすぎるのよね~」
和樹 「確かに・・・赤ん坊みたいだった。」
マリン「次もあんたにお願いしようかな~」
和樹 「え?」
マリン「宇宙くん、次も和樹くんがいいって言ってるの~」
和樹 「はぁ。」
やばい。俺、今ニヤケてなかったかな?
マリン「うふふっ。何か企画もの考えるわ。よろしく~♪」
マリンさんは、スキップする勢いで部屋を出て行った。
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