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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
【18禁表現を含みます】


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<佳苗の部屋・夜>
私が初めて、夢精ということを経験した夜。
お兄様は、男の子の身体について詳しく説明してくださいました。
そして、夢精をしてしまわないように、定期的に自慰をする必要があると言います。
とても、ショックでした。でも、受け入れるしかないのだと決心しました。
私は女の子だけれど、胸も大きくならないし生理もない。
そして身体の中心には望ちゃんがいて・・・
だから、男の子の望ちゃんのお世話は私がする。
だけれども、その行為は私にとって、とても受け入れがたいものでした。

お兄様は私をベッドに寝かせると隣に横になりました。
私はパジャマを汚してしまったので、寝巻の浴衣を着ていましたが、
お兄様はその裾を左右に開き、望ちゃんをあらわにすると、
大きな手で触れてきました。

佳苗 「はぁん・・・」

自分のものとは思えない声が勝手に口から出てしまいます。
お兄様の手が触れている場所に全身の神経が集中しているかのように
指が動くたび、身体がビクビクと反応してしまうのです。

宗一郎「ほら、もう、少し勃っているよ。触ってごらん」

お兄様は私の手をとって、望ちゃんを握らせました。
それは、お風呂やおトイレで触れる望ちゃんとはまったく違うものでした。
私は驚いて手を離し、お兄様にしがみつきました。

宗一郎「大丈夫。女の子だってもう少し大人になれば、好きな人のここに触れるんだよ。
    それに、これは望ちゃんなんだから、何も怖いことはない。」

お兄様はそう言って、また私の手をそこに導き握らせると、
私の手の上から更に握りしめて、ゆっくりと動かし始めます。
すると、身体がヒクヒクと反応し熱くなってゆくのです。

宗一郎「望・・・望の気持ちいいところを刺激してみて・・・」
お兄様は片手で私の髪を撫で、耳元で囁きながら、
もう一方の手は更に動きを速めます。
私はその刺激に体中が粟立ち、どんどん大きくなっていく望ちゃんに恐怖を感じて
身体が硬直し、何も考えられなくなってしまうのです。

佳苗 「いや、いやーーーー!やめて!」

私は懇願しますが、お兄様は一向にやめてはくれません。
暴れて力いっぱい抵抗する私の腕をとり、
寝巻の紐をほどいて両手首を縛りベッドにくくりつけます。

宗一郎「こんな途中でやめたら、お前の身体が壊れてしまう。
    今日は俺がしてあげるから、大人しくしていて」

お兄様は私の耳元でそう言うと、今度は近くにあったタオルで私の口を塞ぎ、
バタバタと暴れていた脚の上に馬乗りになり押さえこまれてしまいました。
そして、望ちゃんを、まるでアイスキャンディーを食べるように舐め始めたのです。
私は、イヤイヤと首を振りますが、お兄様は更にじゅぷりと口の中に咥えこんでしまいました。
じゅぷっじゅぷっと、音を立てて刺激し続けます。

佳苗 「んんんっ・・・・んんっ・・・」

それが、とっても嫌で涙が出てくるのに、身体はまるで自分のものではないかのように
ビクビクと刺激に反応してしまうのです。
そして、体中の血液がざわざわと動いたかと思った瞬間、意識が途切れてしまいました。

くちゅっきゅっ・・・くちゅっ・・・くちゅくちゅ・・・

宗一郎「のぞみ・・・のぞみ、感じて・・・気持ちよくなって・・・」
望  「はぁん!あっぁつ・・・ふぅんっ!!」

気づくと私の身体は動かなくなり、お人形のようになっていました。
そして望ちゃんは、先ほどお兄様が話してくれた射精というものをしていました。

望  「お・・・にい・・・ちゃん」
宗一郎「・・・?のぞみ・・・?」
望  「お兄ちゃん・・・あり・・・がと・・う」
宗一郎「望なのか!?」

望ちゃんは頷くと眠りに落ちました。
そして私も、そのまま眠ってしまったのです。



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<佳苗の部屋・夜>
しかし・・・やはり、俺の恐れていたことがやってきた。
それは、佳苗が14歳の夏の夜だった。

佳苗 「きゃー!!いやぁー!あぁ、助けて!!」

静まり返った夜更けに佳苗の悲鳴が響いた。
俺が急いで佳苗の部屋に駆けつけると、佳苗はベッドに横になったまま泣いていた。

宗一郎「どうした?」
佳苗 「お、お兄様・・・望ちゃんが、望ちゃんが・・・」

佳苗はしゃくりあげながら、掛け布団を剥いだ。
俺は、それを見てすべてを承知した。
そして間もなく、佳苗の悲鳴を聞きつけた両親や使用人が佳苗の部屋にやってきたが、
怖い夢を見ただけだと言って納得させ、部屋から追い出した。
ふたりきりになると、佳苗の身体をきれいにし、着替えをさせ、
俺はベッドに腰掛け佳苗の肩を抱き寄せた。

宗一郎「佳苗。よく聞いてくれ。・・・それは夢精というものだ。」

それから俺は、男性の性について、なるべく卑猥に聞こえないように、
医学的方面から、まるで保健体育の授業のように説明をした。
佳苗は黙ってそれを聞いていた。
ひととおり説明をしたあと、本題に入る前に少しリラックスさせようと
佳苗に聞いてみた。

宗一郎「佳苗は学校で好きな子とかいるの?」
佳苗 「好きな子なんていないわ。学校の子なんてみんな子供みたいだし。」
宗一郎「そうか。好きな芸能人とかは?」
佳苗 「ん~特にはいないかな。」
宗一郎「佳苗はエッチなことって考えたことない?」
佳苗 「ええー?ありません。」

佳苗は顔を赤らめて首を振る。
性行為についての知識はあるらしい。
中学2年生くらいの男の子ならエッチなことばかり考えてそうだけどな。
女の子はそんなこともないのか。佳苗は箱入りだしな・・・。
とはいえ、佳苗の身体は男の子だ。
これは生理現象なのだから、どうしたものか俺は悩んだ。

宗一郎「佳苗はさっき、どんな夢を見ていたか覚えている?」
佳苗 「さっき・・・?」
宗一郎「そう。さっき。」
佳苗 「お兄様の夢・・・」
宗一郎「え?俺の夢?」
佳苗 「お兄様と、望ちゃんと3人でお風呂に入っている夢・・・」
宗一郎「・・・・・」

俺は、言葉を失った。
どういうことだ?佳苗は俺と望の夢でなぜ夢精をしたのだ?
俺は混乱した。

佳苗 「お兄様?」
宗一郎「ん?あ、ああ。そ、そうか」
佳苗 「望ちゃんが、エッチなこと考えていたのかしら?」
宗一郎「え?」
佳苗 「最近、夜になると私はお人形みたいに動けなくなって、望ちゃんが起きてくるの」
宗一郎「・・・?」
佳苗 「私も眠ってしまうと、望ちゃんが何をしているのかわからないから」
宗一郎「のぞみちゃんって・・・ここにいる望ちゃん?」

俺はそう言って、佳苗の股間を寝巻の浴衣の上から触った。

佳苗 「あっ・・・」

勃起・・・している?
さっきの夢精で精液を出し切っていないのか、それとも敏感になっているのか・・・?
佳苗は自分の口から出た声に慌てて、両手で口を塞いだ。
・・・さて、本題だ。



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<居間・夜>
俺は、自分のしていることが、望にとって本当に良いことなのかどうかわからなかった。
とにかく、母さんの精神状態が落ち着くまで、望に佳苗のふりをさせておこうと思った。
これ以上、母親の言葉で望が傷つけられるのを見たくなかったのだ。

佳苗の、いや望の葬儀は身内だけで密葬ということにした。
ただ、流石に花柳流の家元の子供が亡くなったということで、
各方面から問い合わせが殺到したり、密葬と告げても参列する人達も多かった。
黒いワンピースを着て黒いリボンを付けた佳苗は、
葬儀の間もずっと無表情で何も見ていなかった。
その彼女の小さな手を、俺はずっと握りしめていた。
そんな俺たちの姿は、参列者達の涙を誘っていたようだ。

葬儀も終わり、家の中には家族だけになって、ずいぶん静かだった。
すると突然、俺の膝の上に乗っていた佳苗は立ち上がり、
憔悴しきった母親のもとへ近寄ると、話しかけた。

佳苗 「おかあちゃま。望ちゃんのお花、綺麗でちたね。」
美鈴 「・・・?」
佳苗 「おかあちゃまが生けたお花でちゅ。」
美鈴 「あ・・あぁ。ありがとう。佳苗ちゃん」

そう言って美鈴は佳苗を抱きしめた。
望が・・・佳苗になった望がいったどんな気持ちでそう言ったのか俺には知る由もない。
たった3歳の、小さな胸の内は、何もわからなかったが、
それから望は、完璧に佳苗になっていった。

祖父は、自分が経営する学校に、慌てて幼稚園も付属として作り、
佳苗の秘密を守りながら成長を見守った。

俺は毎日佳苗と一緒にお風呂に入っていたが、それがなかったら
この子は本当に佳苗なのではないかと思ってしまうほど、
望の面影すら、そこにはなかった。
望の中でいったい何が起きて、なぜ佳苗がここにいるのか・・・
まったくわからないまま、佳苗は成長していった。



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