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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
【18禁表現を含みます】


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<病院・昼>
私は、高校1年生の夏休みから、望ちゃんと交換日記を始めました。
そろそろ1年になります。
お兄様に、望ちゃんと向き合ってと言われてから、どうしたら望ちゃんと話をすることができるのかずっと考えていました。
最初は鏡を見ながら自分に話しかけてみたりしました。望ちゃんが起きていればきっと聞こえているはずだと思ったのです。でも、望ちゃんが出てきているときは、私は眠っていることが多くて、なかなかうまくいきませんでした。
そこで、望ちゃんへの伝言をパソコンに残すことにしたのです。
望ちゃんと交換日記をするようになってわかったことが沢山あります。
望ちゃんは、私のことを良く知っていました。今までどんなふうに生活してきたのかとか、どんなことがあったのかだとか、私よりもよく覚えていたりします。

望ちゃんと交換日記を始めたころと、ちょうど同じ時期に神田先生の紹介で、私は田崎先生のカウンセリングを受けはじめました。
最初は、先生に聞かれて学校の話をしたり花柳流の話をしたり、私の子供の頃のことを話したりとおしゃべりをするだけでしたが、次第に脳波をとったり、私とだけではなく望ちゃんとも話がしたいということで催眠療法という治療も受けるようになりました。
催眠療法の治療を受けると、昔のことをつい最近のことのように思い出すことができます。
ほとんど忘れてしまっていたようなことも思い出します。

田崎 「佳苗ちゃん、今日は少し辛いことを思い出してもらわなくてはいけないんだ。」

私は病院のベッドに横になり、催眠療法を受けていました。

田崎 「小学5年生の夏休み、お庭で何があったのかな?」

私は目を閉じて、小学5年生の夏休みのことを思い出そうと集中しました。
その日は裏庭でひとり夏休みの課題である絵を描いていました。
そこに、芳明叔父さまが来たのです。恵理子さんのお父様です。
そして私に、「見せてほしいものがある」と言ったのです。それは何かと聞いたら、叔父さまは「佳苗ちゃんのスカートの中にあるもの」と言いました。
いつもと違う叔父さまの様子に、恐怖を覚え私は逃げ出そうとしました。
けれどすぐにつかまってしまい、後ろから強く抱きしめられました。
激しく抵抗をしましたが、小柄な私が大人の男の人の力に抗えるはずもなく、叔父さまの手はスカートの中に伸びてきて、望ちゃんに触れました。
少し驚いたように、その手の動きは一瞬止まりましたが、すぐに下着を脱がされてしまいました。
ごつごつとした生温かい手に、望ちゃんを弄繰り回され、私は恐怖のあまり声を出すこともできずに震えていました。
すると叔父さまは私の耳もとに顔を寄せると、「佳苗ちゃんはスカートの中にこんなものを隠していたんだね」といって、「にひひっ」といやらしく笑いました。
そして更に強い力で望ちゃんを握りしめて激しく動かします。
私はなんだかおしっこをしたいような変な気分になってきて、後ろから抱きしめられている叔父さまの左腕にしがみつきました。
叔父さまは鼻息を荒くしながらまた、耳元で囁くのです。「佳苗ちゃん、気持ちいいだろ?」
そして私の背中に何か硬いものを押し当てて擦りつけてきます。
私は怖くて気持ち悪いのに、叔父さまの言うとおり気持ちいいような気がして、イヤイヤと首を横に振り続けました。
そうしているうちに、望ちゃんは全身の血液が集まっているように熱くなり、
「叔父さま、おしっこ出ちゃう!出ちゃう」私はそう叫んでいました。
叔父さまは荒い鼻息を私の耳元に吹きかけながら「いいんだよ。出しちゃって。見ていてあげるから」と言いながら更に手の動きを速めたのです。
私は、ただただ首を振りながら助けを求めました。お兄様に、そして望ちゃんに。

すっかり忘れていた出来事を思い出し、田崎先生に話しました。
とっても怖くて嫌だったことですが、それを思い出しながらも今の私はまるで映画でも見ているように気分で、平静です。
しかし、そこから先がどうしても思い出せません。
すると体中の血液がざわざわと動きだしました。
あぁ、望ちゃん?
そう思った瞬間身体の力がふっと抜けて、私は動けなくなりました。

望  「先生!!佳苗ちゃんに思い出させてりしないでって言ったのに!」
田崎 「望君?そうはいかないのだよ。その時のことを、佳苗ちゃんも望君もしっかり思い出さなければならないんだ。」
望  「どうして?」
田崎 「それが現実だからだよ。現実を受け入れなければいけないんだ。」
望  「・・・」
田崎 「さぁ、話して。君が知っていることを。」



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<居間・昼>
私は夕べ、お薬を飲んで眠ったのに、途中から目覚めてしまいました。
目が覚めてからは、お兄様と望ちゃんのしていることを、
お部屋からずっと見ていました。
やはり、お兄様は望ちゃんが好きなのです。
わかってはいましたが、キスをしたり愛し合ったりしている姿を
目の前で見ているのは、とても悲しかったのです。
射精をしたあと、お兄様は望ちゃんの身体をきれいにして
抱き合って眠っていました。
私もそのまま眠ってしましましたが、朝起きるとお兄様はいなかったので、
夜中にお部屋にもどられたのだと思います。

私は先日お兄様に言われたことを、ずっと考えていました。
望ちゃんと私はふたりでひとり・・・。

望ちゃんはどうして、出てくるようになったのでしょうか?
ずっと、心の奥深くにある暗いお部屋にいたのに。
望ちゃんがいなければ、お兄様は私一人のものなのに・・・。

美鈴 「佳苗さん・・・佳苗さん!」
佳苗 「はっ!はい。」
美鈴 「どうしたのですか?」
佳苗 「あ、すみません。少し考え事をしていました。」
美鈴 「お教室始まりますよ。しっかりしてくださいね。今日は理恵子さんもいらしてますから。」
佳苗 「はい。わかりました。」

理恵子さんとは、お母様の弟の娘さんで、私と同い年のいとこです。
お兄様が生まれた後、なかなか子供が生まれなかったので、
叔母様が理恵子さんを妊娠した頃、もし女の子だったら花柳家の養女にという話もあったそうです。
しかし、そのすぐ後に、お母様も妊娠をして望ちゃんと私が生まれたのです。
私が女の子だったことで、養女の話はなくなりましたが、
中学の時に私は子供を産むことができないということがわかり、
花柳家を継ぐことが出来なくなりました。
お母様は大変ショックだったようで、それからいつもイライラしているように感じます。
私が花柳家を継げないと分かった頃から、理恵子さんはよくお教室に顔をだすようになりました。
もちろん、理恵子さんも子供のころから花柳流を学んでいましたので、
特に不自然なことは何もありませんでしたが、私に対する態度はだいぶ変わりました。
子供のころから私はなんとなくこの、理恵子さんが苦手だったのです。



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<遊園地・昼>
お兄様の車で到着すると、遊園地は家族連れやカップルで賑やかでした。
私たちもデートにみえるかな?なんて思ったらちょっと恥ずかしくて顔がほてります。
お兄様は大人だから、とてもスマートにエスコートしてくださって、乗り物に乗ったり
アイスクリームを食べたり、とても楽しい時間があっという間に過ぎていきました。
いつしか、あたりは暗くなり灯りがともり始めました。
すると、ライティングされた観覧車が目を引きました。

佳苗 「お兄様、あの観覧車に乗りたい」
宗一郎「あぁ、綺麗だね。じゃぁ最後にあれに乗って帰ろう」

二人は観覧車に乗りこみました。
小さな密室に、お兄様とふたりきりで私の心臓はドキドキと早鐘のように鳴り響きました。
お兄様に聞こえなければいいけれど。

宗一郎「佳苗、今日は楽しめたかな?」
佳苗 「はい。とっても楽しかったです。」
宗一郎「望ちゃんも一緒に楽しめたかな?」
佳苗 「えっ?」
宗一郎「望ちゃんは、いつもお部屋にいるんだろう?
佳苗ちゃんの目を通して同じものをみているんだよね?」
佳苗 「それは・・・わかりません」
宗一郎「そうか。望は・・・学校にも行っていない・・・友達もいないんだよな・・・。」
佳苗 「・・・」
宗一郎「だけど、生きてる・・・ちゃんと生きてる。」
佳苗 「お・・兄様・・・?」

お兄様は泣いているようでした。
しかし、すぐに外の景色をみながら言いました。

宗一郎「あぁ、夜景がきれいだ。もうこんなに高くまで上がってきたんだね。」
佳苗 「・・・はい。とても綺麗ですね。・・・望ちゃんに見せたいですか?」
宗一郎「えっ?」
佳苗 「お兄様は、私より望ちゃんと観覧車に乗りたかったですか?」

私は、なんだか悲しい気持ちになり、お兄様を困らせるようなことを言っていました。

佳苗 「お兄様は、夜・・・あれをするときも、いつも望ちゃんの名前ばかりを呼びます。
    お兄様は私より、望ちゃんの方が好きなのですか?」

私の頬に大粒の涙がこぼれます。
すると、お兄様は何も言わず私の横に腰掛けました。
重さのバランスが崩れ、ゴンドラがゆらりと動きましたが、私はじっとしていました。
そして、私の頬をつたう涙をお兄様は親指でそっとぬぐうと、大きな手のひらで私の
両頬を包み込みおでことおでこをくっつけました。

宗一郎「不安にさせて、ごめん。だけど、佳苗と望のどちらを好きとか、
どちらも好きとかそういうことではないんだ。」
佳苗 「・・・」
宗一郎「佳苗と望は、ふたりでひとりなのだから・・・」
佳苗 「ふたりで・・・ひとり?」
宗一郎「外を見てご覧。沢山の灯りがあるだろ?その灯りのもとに沢山の人達がいる。
そのたくさんの人達のどの人の心の中にも、色々な感情があるんだ。
一人のこころの中に色々な人がいるみたいなものさ。俺の心の中にも色んな俺がいる。」
佳苗 「お兄様の心の中にも・・・?」
宗一郎「そうさ。佳苗のこころの中の部屋に佳苗と望が別々にいるわけじゃないんだ。」
佳苗 「別々じゃない?」
宗一郎「そう。望も佳苗も一緒にいる。」
佳苗 「一緒に・・・いる?」
宗一郎「だから、ふたりでよく話をしてご覧。絶対できるはずだから。」
佳苗 「望ちゃんと話を・・・?」
宗一郎「ああ。どちらもひとつの心の中にいるんだから、向き合って話をするんだ。
これからどうしていきたいのか。」
佳苗 「これから・・・どうしていきたいのか?」
宗一郎「「このままでは、いられない。佳苗は今のままの佳苗ではいられないんだ。
だから、だから望ちゃんが出てくるようになったのだと思う。
今の佳苗には、これからの佳苗には・・・望が必要だから。」
佳苗 「望ちゃんが必要・・・」
宗一郎「いきなり、難しく考えるな。みんな自分の心と向き合って色々なことを考えるんだ。
佳苗の場合は、望と向き合って話をすることが、自分と向き合うということになるのだから。」
佳苗 「自分と向き合う・・・」

観覧車を降りると、お兄様は車に乗るまで手をつないでいてくださいました。
大きくて暖かい手。
私は、このお兄様の手が大好きです。

それから、車に乗っている時も家について部屋へ戻ってからも私は、
望ちゃんと話しをするには、どうしたら良いのか、ずっと考えていました。



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<佳苗の部屋・朝>
目覚めると、目の前に大きな壁がありました。
身体にも重みが・・・?
私は、寝ぼけた頭を整理しながらゆっくりと頭を起こして、驚きました。
私のベッドにお兄様が寝ている!?
私・・・お兄様の腕枕で寝ていたの?
慌てて元の体制に戻ると、お兄様の腕にすっぽりと抱きしめられていました。
心臓がドキドキしました。
そして、頭の中を一気に回転させて、夕べのことを思い出そうとしました。

佳苗 「夕べは・・・夕べは・・・あっ!お薬飲んで寝たんだ。」
宗一郎「・・・んん?・・・望・・・?」

うわぁ。お兄様寝ぼけて抱きしめてきました。
望ちゃんと一緒に寝たのかしら?・・・でも、どうして?

宗一郎「・・・あぁ、朝か・・・」
佳苗 「お兄様、おはようございます。」
宗一郎「!?」

お兄様は私の声に驚いて飛び起きました。

宗一郎「かっ・・・佳苗?」
佳苗 「はい。」
宗一郎「ん?・・・あっ、夕べ望と話ていて、そのまま眠ってしまったのか?」
佳苗 「そう・・・みたいですね。」
宗一郎「すまん。・・・その、佳苗は夕べのことは?」
佳苗 「覚えていません。ぐっすり眠ってしまったみたいで。」
宗一郎「そっ、そうか。・・・身体の調子はどうだ?」
佳苗 「?・・・身体・・・ですか?普通・・・ですけど・・・」

あっ、でも少しすっきりしているみたい。よく眠れたからかしら?

宗一郎「そうか。よかった。」
佳苗 「変なお兄様。望ちゃんとお話できたんですね?」
宗一郎「あぁ。できたよ。」
佳苗 「良かったですね。」

本当にお兄様、嬉しそう。
なんだか、心の中に黒いもやもやが広がっていく。
夕べ、きっと望ちゃんとあれもしのだと思うと、いつもはそれが嫌で仕方がないのに、
なぜか心がチクッと痛くなったのです。

宗一郎「なぁ、佳苗。」
佳苗 「はい。」
宗一郎「今日は、何か予定があるか?」
佳苗 「いいえ。特にありませんけど・・・。」
宗一郎「じゃぁ、遊園地にでも行こうか?」
佳苗 「えぇ!?本当ですか?」
宗一郎「あぁ。高校生になったら何かと忙しくなるだろうし、その前にいいだろ。」
佳苗 「はい!すぐに支度をします。」
宗一郎「俺も着替える。用意出来たら呼びに来てくれ。」

そう言って、お兄様は部屋を出て行きました。
お兄様と遊園地だなんて、何年ぶりでしょう。
私は嬉しくて心が弾みました。
どんな服を着て行こうか、少し色のついたリップをつけようとか・・・
ドキドキして、さきほどの黒いもやもやは、どこかへいってしまいました。



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<佳苗の部屋・夜>
お兄様の手で射精したあの夜から1週間。
あれから、私はそのことを思い出すと胸がドキドキして身体が熱くなってしまうのです。
今夜もベッドに横になって本を読んでいたけれど、
お兄様の暖かくて大きな手の感触を思い出してしまって、
身体が熱くなりドキドキが止まらなくて、とても物語に集中できそうもありません。
本を横に置いてうつ伏せになると・・・ん?ちょっと違和感。
望ちゃんに手を伸ばすと、そこは少し大きく、そして熱くなっていました。
どうしよう?
ちょうどその時、ドアがノックされました。

宗一郎「佳苗?起きてるか?」
佳苗 「あっ。はい。起きてます」

私は慌てて起き上がりベッドに腰掛けるといつも一緒に寝ているお人形を抱えて
望ちゃんを隠しました。
すると同時に、お兄様が部屋に入ってきました。

宗一郎「なんだ、もう寝るところだったか?」
佳苗 「あっ、はい。でも眠れそうもなくて」
宗一郎「そうか。じゃぁ少し話をしてもいいかな?」
佳苗 「はい。」

お兄様は私の横に腰掛けました。

宗一郎「その・・・なんだ、その後、望ちゃんはどうだ?」
佳苗 「あっ・・・えっと・・・」
宗一郎「大人しくしてる?」
佳苗 「それが・・・」

私は、お人形をどかして下を向きました。

宗一郎「やっぱり・・・もう、1週間だからな。」
佳苗 「・・・?」
宗一郎「思春期の男の子なら、2、3日に1回くらい出さないと溜まるんだよ」

そういうと、お兄様は私を抱きしめました。

宗一郎「ごめんな。・・・やっぱり、俺が間違っていたのかな・・・」
佳苗 「どうしてお兄様が謝るのですが?」
宗一郎「今、佳苗がこんな風に苦しい思いをするのも・・・そして望が・・・」
佳苗 「望ちゃんが?」
宗一郎「・・・ちょっと、横になろう。少し聞きたいことがあるんだ」

お兄様はそう言うと、私をベッドに寝かせ、お兄様も横になり腕枕をしてくれました。
そして、右手で私の髪を撫でるとこめかみにキスをするのです。
私はドキドキしてしまって、心臓が口から飛び出すかと思いました。
そして、その手を望ちゃんの上にそっと置きました。

佳苗 「あっ。」

でも、その手を動かすことはせずに、暖かいお兄様のぬくもりをじっと感じていました。

宗一郎「この間のことは覚えている?」
佳苗 「はい。覚えています」
宗一郎「イったとき・・・射精した時のことは?」
佳苗 「その時は、見ていただけです。望ちゃんが射精するところを。」
宗一郎「・・・?見ていた?」
佳苗 「はい。あの・・・恥ずかしくて、初めての刺激というか、そういうのに耐えられなくて、
気を失ってしまったみたいで・・・気づいたら、私はお部屋でお人形になっていて、
望ちゃんがお兄様の・・・手の中で射精をしていました。」
宗一郎「そう言えば、この間もその、
お人形みたいに動けなくなって望ちゃんが起きてくるって言っていたよね?
どういうことか、詳しく教えてもらえないかな?」
佳苗 「望ちゃんはいつもお部屋にいるんですけど、最近・・・
夏休みに入った頃から時々出てくるようになったみたで・・・」
宗一郎「みたい?」
佳苗 「みたい・・・っていうのは、いつも私がお部屋で眠っている時だから、
望ちゃんが何をしているかわからないんです。
でも、起きていれば、のぞみちゃんが何をしているのか見ることはできます。
その、この間の夜みたいに・・・。
でも、そういう時は、私は身体が動かなくなってしまうから、
お部屋で見ているしかできなくなってしまうんです。」
宗一郎「その、お部屋っていうのは、この部屋ってことじゃないんだよね?」
佳苗 「はい・・・違います。」
宗一郎「望ちゃんは・・・いつから、そのお部屋にいたの?」
佳苗 「・・・わからない。たぶん、ずっと・・・子供のころからいたと思います。」
宗一郎「望ちゃんとは、話はできるの?」
佳苗 「できないと思います。・・・したことないので・・・。」
宗一郎「・・・そうか。・・・じゃぁ、佳苗ちゃんがそのお部屋で眠っている時なら
    射精したりしても、佳苗ちゃんは辛くないのかな?」
佳苗 「・・・?たぶん・・・眠っていればわからないから」
宗一郎「じゃぁ、これからは佳苗ちゃんが寝ているときに、してあげようか?」

お兄様はそう言って、のぞみちゃんを撫で始めました。

佳苗 「はぁん・・・んんっ・・・」
宗一郎「でも、今夜は出してしまわないとね。
眠れないかもしれないけどお部屋でお人形になれたら、
望ちゃんが出てきてくれるかな?」
佳苗 「あっ・・・で、でも、どうしたら望ちゃんが出てきてくれるのか・・・
    はあっ・・・ん・・わからないの・・・あんっ」
宗一郎「うん。わかった。・・・お休みMY DOLL」

お兄様は、私の耳元でそう言うと、パジャマのズボンを脱がせました。



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