課長は両手首をネクタイで結ばれた手を組んで、自分の唇に押し当て、喘ぎ声を堪えているが、身体はビクビクと快感に震えていた。
俺は課長の中から指を引き抜くと、自分のペニスにゴムを装着してジェルをつけ、そこに押し当てた。
嶋 「あっ!」
和樹 「力、抜いててください。」
課長は一瞬身体を硬直させたが、すぐに深呼吸をして身体の力を抜いた。
俺は、更に強く課長の後孔にペニスを押し当てると、腰をグイッと沈めた。
ずんっ・・・ずずずっ・・・ずっ・・・
ゆっくりと中に分け入ってゆくと、温かなひだがまとわりついてくる。
なかなかの名器だな。
最初はゆっくりと、そしてだんだんとスピードを上げて腰を動かす。
課長は相変わらず声を押し殺している。
和樹 「課長、我慢しないで可愛い声聞かせてください。」
嶋 「はぁ・・・んっ・・・そんな・・・・こ・・と・・・」
和樹 「今は、プライドも羞恥心もいらないでしょ?ふたりっきりなんだから。」
俺はそう言って、課長のペニスをしごく。そこはすでに、先走りが滴るほどになっていて、その雫を手のひらですくい取り、くちゅくちゅと音を立てて強くしごいた。
嶋 「あぁ・・・あはんっ・・・・んっ・・・あぁ・・・」
課長の膝ががくがくとして力がぬけるので、俺は課長を突きさしたまま後退して近くの椅子に腰かけた。
和樹 「気持ちいいように、自分で動いてみてください。」
課長は少し控え目に腰を動かす。俺は後ろから抱きしめ、片手は乳首をもう片手はペニスを握って刺激した。くちゅっ・・くちゅくちゅくちゅ・・・・・。
嶋 「はうっ・・・ふんっ・・はぁ・・・はぁ・・・・」
和樹 「どう?部下に抱かれてる気分は?」
そう言って、腰を突きあげると、課長は身体を反らせ自ら腰をふる。
嶋 「あんっ・・・あぁ・・・いい・・・はぁ・・・私も・・君に触れた・・い。」
了解。やっと素直に感じてくれてきたので、ちゃんと抱いて差し上げますよ。
俺は一度ペニスを抜き取り、課長をデスクに仰向けに寝かせて、自分のシャツのボタンを外して脱ぎすて、スラックスとパンツも床に落とした。
そして、課長の両手首を結んでいたネクタイをほどくと、両足を抱え上げその中央にある後孔の奥深くまでペニスを差し込んだ。
嶋 「あぁっ・・・」
課長は甘美の声をあげ、両手で俺の頬を挟んで引き寄せ自ら唇を重ねてきた。
嶋 「本当は・・・私も、ずっと君にこうされたかった・・・。」
潤んだ瞳で俺を見つめて言うその言葉は、どこかリアルに聞こえる。
俺の身体の中央に熱がたまり、ドクンっと跳ねた。
和樹 「まったくあなたは・・・そんなこと言って煽ってくる。明日のプレゼンに影響しても知りませんよ。」
俺は唇を重ね深く舌を出し入れすると同時に、腰の動きを速めた。
課長は、俺の首に腕をまわし、それに応える。
後は無言で愛し合った。
撮影後の感想:嶋
皆さん、ありがとうございました。
内藤君、望を叶えてくれてありがとう。今日の事は忘れないよ。
シャワーを浴びて出てくると、マリンさんが今度は熱いコーヒーを淹れてくれた。
マリン「お疲れ様~なんだか大人のオフィスラブって感じで良かったわ~」
和樹 「嶋さん、なんかリアルでよかったですよね~あっちの具合もよかったし。」
マリン「和樹はホント、抱く相手の顔とかちゃんと見てる?」
和樹 「え?見てますよ~年上だけど可愛かったですよ。」
マリン「渚くんの時もそうだけど、嶋さんのこと、本気で気づいてないのね?」
和樹 「はっ!?」
マリン「本名、松嶋さん。あんたがリーマンしてた頃の取引先の課長さんらしいわよ。」
和樹 「あっ!」
マリン「あんたに、ずっと片思いしていたんですって。」
思いだした。俺に「男は別もの」とそそのかした社長の部下だ。
マリン「でも、ずっと社長の情夫させられてて、今度はその娘と結婚させられそうになったので、やっと決心して会社を辞めたらしいわ。」
和樹 「そうだったんですか・・・これからどうするんですかね?」
マリン「引き抜きもあって、シンガポールだったかしら?海外で働くそうよ。」
和樹 「そうか。それならよかったですね。」
マリン「あんたね。セックスするときくらい、ちゃんと相手の内面みなさいね。テクあるから相手も満足して帰るけど、そんなじゃ、本気の恋人はいつまでたってもできないわよ。」
和樹 「な、なんすかそれ?大きなお世話ですよ~仕事ちゃんとやってるし。」
マリン「親心よ。これでも心配してるのよ。」
お、親心って・・・マリンさんが親って想像しずらいんですけど?
パパですか?ママですか?
Fin
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