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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
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<紫苑の部屋・深夜②>

紫苑 「光さん・・・?大丈夫?」
光  「はぁ・・・・んんっ・・・はぁ・・・・・大丈夫や・・・ふぅ・・・」

光は、ベッドに仰向けに横になっている紫苑の上に跨り、自ら紫苑を自分の中に受け入れていく。ミシッミシッっと身体の中心が少しずつ開いて、紫苑の熱くなったものが押し入って来るのを全身で感じていた。

紫苑 「・・・光さん・・・本当に、今日はどうしたの・・・?すごくエッチ・・・」
光  「んはぁ・・・はぁ・・・ふっう・・・わからん・・・はんっ・・・んっ・・」

光は自分の中に、紫苑を全部飲み込むと、大きく息を吐いた。

光  「わからん。・・・紫苑が欲しくてたまらんのや。・・・好きやで紫苑。」
紫苑 「光さん。俺も好きです。」
光  「紫苑が生まれて来てくれてほんま良かった。紫苑と出逢えてほんま良かった。」
紫苑 「光さん・・・?」

光は上半身を倒して紫苑に口づけると、そっと唇を離して紫苑を見つめた。

光  「俺、女やないから子供産めんけど、紫苑とたくさん曲創りたい。」
紫苑 「・・・なんだか、プロポーズされた気分です。」

紫苑は自分の胸の上に置かれた光の細い指を絡め取ると、腰を突きあげた。

光  「あっ!・・あぁ・・・あんっ・・・あぁ・・・・あぁぁっ・・・」

紫苑は光が自分を欲してくれていることが嬉しかった。今まで自分は誰にも必要とされていないと感じて生きてきた紫苑にとって、それは最高の愛情だった。

紫苑 「光さん・・俺、光さんを絶対離してあげませんよ。」
光  「あんっ・・・離さんといて・・ずっと、紫苑と一緒におりたいっ・・あっ」

紫苑は身体を起こして光を抱きしめると、更に激しく下から腰を突きあげる。
光はその刺激に乱れながら、紫苑にしがみつき、唇を重ねて舌を絡ませた。


1時間ほど前、光同様少し飲みすぎてふらふらしている彰仁を湊が支え、紫苑がふたりの荷物を持って地下駐車場まで送りに行っている間、光はソファーでくつろいでいた。
そこに丁度飲み物を取りにきた神宮寺が、光に話しかけてきたのだ。
お酒が入って少しふわふわとしていた光だったが、一気に緊張して姿勢を正す。

神宮寺「そんなに硬くなることもないだろう。とって食ったりはせんぞ。」
光  「あっ、その。紫苑くんのお父さんやと思うとなんや緊張してしもて。」

光は緊張していながらも、神宮寺の漆黒の瞳をまっすぐに見つめた。

神宮寺「ふっ。紫苑が君に魅かれた理由はわかる気がするよ。しかし君はどうして紫苑がよかったのだ?」
光  「どうして・・・?・・・一生懸命生きてる・・・ところやと思います。」
神宮寺「一生懸命生きている?」
光  「はい。ひとりで自分の人生と向き合って、生きる道を探してもがいてるっていうか・・・。ほんまは、ひとりやないはずやのに。家族がおったり友達がおったりするはずやのに、たったひとりで一生懸命闘ってる気がして・・・」
神宮寺「・・・なるほど。」
光  「あの・・・お父さんは、紫苑が生まれた時、どんな気持ちやったですか?」

唐突な光の質問に、神宮寺は少し遠い目をしてゆっくりと瞬きをした。

神宮寺「どんな気持ち・・・か。最初は驚いた。」
光  「驚いた?」
神宮寺「真っ白だったのだ。真っ白に・・見えたのだ。紫苑は生まれた時、肌の白さもそうだが髪は銀色に輝いていた。」
光  「・・・」
神宮寺「君は、紫苑に本当の自分でいるべきだと言ったそうだね?」
光  「はい。紫苑は紫苑のままでいてほしいと思うたんです。髪や瞳を黒くして別人になろうとしてる気がして。そのせいで孤独になって、もがいているんやないか思うて。人とは違うても、銀髪で紫の瞳が本当の紫苑やから。」
神宮寺「・・・そうか。」
光  「あの・・・俺、紫苑が生まれて来てくれてほんま良かった思うてます。その・・・色々事情あるんは少しだけ聞きましたけど、ほんまはあかんのかもしれませんけど、それでも俺・・・紫苑に出逢えて良かった思うてます。」
神宮寺「・・・」

何事にも動じない神宮寺の瞳の奥が、一瞬ほんの少し揺れた。
その時、玄関の方からエレベータの登って来るモーター音が聞こえたので、神宮寺はソファーからゆっくり立ちあがった。

神宮寺「君が一緒にいれば、安心のようだ。おやすみ。」

紫苑が戻る前に、神宮寺はシアターのある奥の部屋に消えていった。



光は紫苑に抱かれ、身体の奥深くを突かれながら、紫苑の生を感じていた。

紫苑が生まれてくれて良かった。・・・俺、ほんま紫苑が好きや。

光  「しおんっ・・あぁ・・・もっと・・・もっと奥・・はぁ・・・」

光は、もっと紫苑が欲しかった。もっと自分の奥深くに紫苑を感じたくて求めた。
紫苑は光にいつもより大胆にねだられ欲情し、そのまま押し倒して組敷くと激しく腰を動かして揺する。

紫苑 「光さんっ・・・はぁ・・はぁ・・・好きです・・・」
光  「紫苑っ・・しおんっ・・あぁ・・・ぁあ・・・ンらっ・・・アぁ・・紫苑・・・しおんぁ・・・・すきや・・・あぁ・・・んんっ・・・はぁ・・・・」

ふたりは夜が明けるまで、お互いの魂を求めあうかのように、身体をひとつにして激しく愛し合った。



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