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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
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<昼・別荘>
別荘に着くと誰もいなかった。
隆哉「あれ~ふたりとも、どこ行っちゃったんだ?屋上かな?見てくるわ」
俺は、ある予感がしていた。自分の部屋を見渡すと枕の位置が少しずれている。
それをどけるとメモがあった。
「予想より早く見つかっちゃったみたい。先に帰るね。楽しかったよ。ありがと。
隆哉と進展できるといいね。佳苗」
そうかぁ~早かったな。
隆哉「涼~屋上にもいないぞ~。あっ、美和子からメール入ってる」
リビングに降りてきた隆哉は携帯を充電しながらメールを読みあげた。
隆哉「佳苗のお兄さんが迎えにきたので一緒に帰ります。私一人残ってもね~。
あとは二人でよろしくやってくださいな♪美和子。だってさ~」

涼「・・・・」
隆哉「涼?どうかしたのか?」
涼「・・・今から支度して出れば夜には帰れるな」
隆哉「はぁ?俺たちも帰るの?いいじゃんまだ予定日数あるんだから。
ふたりでよろしくやろうぜ」
涼「・・・無理だよ。・・・限界・・・」
隆哉「無理ってなだよ?限界って?」
涼「隆哉と二人っきりで何日もなんて無理だって!!」
俺は、混乱していて少し大きな声をだしていた。
隆哉「俺と二人っきりは無理ってどういう意味だよ!
今すぐ帰りたいほど・・・俺と一緒はそんなに嫌なのかよ!」
隆哉が怒りだしたのでますます取り乱した。
涼「違う!また、夕べみたいなことになっちゃうから!駄目なんだよ!」
隆哉「はぁ!?涼は昨日のこととか嫌々だったわけ?ばっかじゃねーの!勝手にしろよ!」
部屋を出て行こうとする隆哉の背中を見たら、涙が出てきた。

涼「好きなんだ!!」

このまま会えなくなってしまうのは、絶対に嫌だ。どうしてもひきとめたかった。
友達としてでも、ずっと一緒にいたかった。
でも、それさえ許されないなら・・・もう、やけくそだった。
隆哉は背を向けたまま立ち止り、動かなかった。
涼「俺・・・隆哉のことが好きなんだ。男なのに・・・キモイとか思うかもしれないけど。
だから、ふたりっきりで一緒にいたら俺・・・
きっと、がまんできなくなる。いつだってキスしたかったし、セックスしたかった。
そのくせ、留美ちゃんのかわりのセフレじゃ嫌なんだ。
だけど、そんなこと言ったらお前ともう、友達でもいられなくなるだろ。
一緒にいられなくなちゃうだろ・・・」
声が震えていた。
涼「だから・・・」
振り返って駆け寄ってきた隆哉に胸ぐらをつかまれた。
殴られるのかと思い、目を閉じると・・・
涼「!?」
キスされた。
唇をこじ開けて舌を入れてくる。深く強く。
俺は夢中で応えた。
涼「・・・んっ・・・ふっ」

そっと、唇が離れると強く抱きしめられた。
隆哉「俺も・・・たぶん、涼が好きだ。」
涼「たか・・・や・・・?」
隆哉「自分でもよくわからないんだよ。
俺、涼に彼女がいたって知った時、なんだかショックだったんだ。
ずっと涼とエッチなことって結びつかなくて・・・勝手に涼のイメージ作ってたのかも。
でも、あの日・・・涼にエロいことされてからずっと身体が疼いてて・・・。
昨日もすごく気持ちよかったし、嬉しかった。
それに、相手の気持ちいい顔が見たいなんて思ったの初めてで、・・・涼は男なのに・・・
だけどさっき、涼は後悔しているみたいなこと言われてショックだった。」
涼「・・・」
隆哉「でも、たぶん、こういうのが好きって気持ちなんじゃねーかって思うから・・・」
俺は嬉しくなって隆哉にキスした。
さっきより、もっともっと深く激しく熱く・・・。
隆哉「・・・はぁ・・・んふっ・・・」
涼「んんっ・・・・はぁ・・・」
そっと唇を離して隆哉を見つめると
隆哉「ばっか。チンコ勃っちっただろ」
涼「俺も・・・一緒にお風呂入る?」
隆哉「まったく、急に積極的だな。ははつ」
涼「だって、嬉しいんだ」
夢みたいだ。隆哉とキスできるなんて。
今度は嬉しくて涙が出てきた。
隆哉はその涙を指ですくって、俺の頭を引き寄せてまたキスしてきた。
好きな人とするキスって気持ちいい。



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