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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
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<光の部屋・夜>

光  「紫苑、先にシャワー使ってええで。これタオルと着替えな。」
紫苑 「あ・・・すみません。」

あっ、いきなりシャワーとか言ったら、俺めっちゃやる気満々みたいやろか?

紫苑が風呂に消えると、光は自分の言葉に慌てて頬を染めた。
柚子が光の足もとに纏わりついてくる。

光  「柚子~ちゃうで。誘ってるわけやないで。なんや送ってもらってあのまま帰したなかったんや。もうちょっと紫苑と一緒にいたい思っただけやで?」
柚子 「にゃぁ~」

柚子は、「そんなのどっちでもいいよ」とでも言いたげに、伸びをして丸くなった。

紫苑と入れ替わりに光がシャワーを浴びて出てくると、紫苑はベッドに寄りかかり、柚子を膝に乗せたまま眠っていた。

なんや、こうして寝てるとちょっとは年下に見えるんやな。いっつも無表情にしてるけど、ほんまは虚勢張って一生懸命自分の人生と向き合って生きてるんやろな。

光  「紫苑・・・好きやで。」

光は眠っている紫苑の隣に膝をついて軽く唇を重ねた。
紫苑がビクリと目を覚ますと、膝に乗っていた柚子が飛び降りて自分の寝床へ向かった。

紫苑 「光さん・・・?足りないよ・・・」
光  「な、何がや?」
紫苑 「そんなキスじゃ足りない・・・。」

紫苑は伸ばしていた両足を折り曲げて胡坐をかくと、そこに光を乗せて向かいあった。
少し見上げて光をまっすぐに見つめる、その瞳は紫色をしている。

紫苑 「光さん・・・俺の事嫌いになりました?」
光  「なんでや?・・・嫌いになんかならへん。」
紫苑 「・・・軽蔑したでしょ?」
光  「軽蔑もしとらん。」
紫苑 「・・・」
光  「紫苑・・・好きやで。・・・生きてる理由探して一生懸命生きてきたんやろ?色々失敗もしたかもしらんけど、しゃーないやん。俺かていっぱい失敗してるで。そうやってちょっとは成長するんやないか?」
紫苑 「・・・光さん、今日はなんだか大人っぽいですね?」
光  「な、なんやねん。当たり前や、紫苑より年上なんやで。」
紫苑 「じゃぁ、大人のキスして。」
光  「なっ・・・」

光は頬を染めながら紫苑に唇を重ねる。そろりと薄い舌を紫苑の口内へ差し入れると紫苑の熱くなった舌が絡んできた。ぴちゃぴちゃと唾液の絡む音がする。
その間にも紫苑の両手は、光の腰を撫でていたかと思うと、パジャマのシャツの中に忍び込んできて背中を撫ではじめた。光は紫苑の手の動きに全身が粟立ち、吐息を漏らして背中を反らせた。
すかさず紫苑は光のシャツをめくりあげると胸にある突起を口に含み舌で転がす。

光  「んぁっ・・・はぁ・・・あぁ・・・紫苑・・・」

紫苑の右手は光の後ろに回り、パジャマと下着の中に滑り込むと指先で蕾に触れる。
ゆっくり、さわさわと円を描くように軽く触れられているだけで、光はそこに紫苑を受け入れたときの感覚を思い出し、下腹部が熱を帯びてビクビクっと反応してしまう。
紫苑は光のパジャマと下着を脱がせて、再び自分の膝の上に両足を開いて座らせる。
ふたりの間にある光のペニスはすっかり勃ちあがっていた。紫苑はその先端から溢れている透明の液体を指先に絡め亀頭に塗りつけると、ゆっくり扱き始めた。
くちゅくちゅくちゅ・・・くちゅくちゅくちゅ・・・

光  「あぁっ・・・はぁん・・・あっ・・あっ・・あっ・・・」
紫苑 「はぁ・・光さん、もうこんなに濡れてますよ。」
光  「あぁ・・・しゃーない・・やろ・・・はぁ・・・紫苑かて・・・」

光はハーフパンツの上から紫苑の硬くなったペニスに触れた。

紫苑 「んっ・・・俺も・・・ですね。」

紫苑は自分のハーフパンツをずり下げ、光の腰をぐいっと抱え込むと、自分と光のペニスを一緒に扱き始めた。

光  「あぁあぁっ・・・ンッ・・・はんっ・・・紫苑・・・しおんっ・・・」
紫苑 「はっ・・はぁ・・・気持ち・・いい・・?」
光  「あぁ・・いい・・・イっちゃいそうや・・・」
紫苑 「はぁ・・んっ・・・いいです・・よ・・・1回出しちゃって。」

そう言うと、紫苑は両手で2本のペニスを握って扱いた。
くちゅくちゅくちゅ・・・くちゅぅちゅくちゅ・・・

光は紫苑の両肩に手を置いて、唇を重ねるとすぐに達っしてしまった。

光  「はぁ・・はぁ・・ごめん・・俺・・・はぁ・・・早すぎやな・・・」
紫苑 「どうして謝るんですか?・・・嬉しいですよ俺。」
光  「・・・なんでや?・・・はぁ・・・」
紫苑 「それだけ俺の事欲しかったってことでしょ?」
光  「・・・そう・・やな・・・」

光は恥ずかしくて少し上気した顔を紫苑の肩に埋めた。
紫苑は、たった今光が吐き出し、両手で受け止めた精をすくうと、光の後ろに手をまわして後孔に擦りつけ指を押し入れた。

光  「んなぁっ!・・・あんぁ・・・はぁ・・・・」

光は紫苑にしがみついて、その刺激が快楽へ移り変わるのを感じていた。
紫苑は光の中の指を増やして、ゆっくりとそこを広げていく。

光  「ふぁ・・・あんっ・・・しおん・・・もう・・・」
紫苑 「光さんから・・・して。」
光  「んぁ?・・・はぁ・・・はんっ・・・」

紫苑は光の細い腰を少し持ち上げると自分のペニスを光の後孔に押し当てた。

紫苑 「ゆっくり・・・腰を落として・・・」

光は自分の体重で少しずつゆっくりと紫苑を受け入れていく。

光  「んふっ・・んっ・・・んんっ・・・・ふんっ・・・はぁんっ!」
紫苑 「はぁっ・・・大丈夫ですか?」
光  「ふぅ・・・苦しいっ・・・けどっ・・・嬉しい・・・」
紫苑 「光さん・・・可愛い・・・動いてみて。」

光はぎごちなく腰を揺らす。

光  「はぁ・・んっ・・・上手いこと・・できん・・・」
紫苑 「光さん・・・好きです。」

紫苑は、そのじれったくも愛おしい光の動きにたまらず、下から激しく腰を突きあげた。

光  「あぁっ!・・・んなぁ・・しおん・・・あかん・・あかんっ・・はぁ・・・」

ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ・・・いやらしく卑猥な水音が響く。

二人は唇を重ね舌を絡ませ吐息をも奪いあいながら愛し合った。
すでに外は明るくなっていたが、蝉の声を遠くで聴きながら、ベッドの上でも何度も身体を重ね合い、会えなかった時間を埋め、生きてる理由のひとつを確かめ合った。




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